2007年07月30日

美晴さんランナウェイ 山本幸久著。

これは、なにかのランキングで2位って見たんだけど。
それにしても、そうかな〜?というのが読んでる間の感想。山本氏の「幸福ロケット」や他の作品で人気が高まって、みんなの期待が集まってる中、発表されたのがこの作品だった、ってちょっとファンから殴られそうなことを思いつつ、やっと読み終わった。

多分私は美晴さんが嫌いだ。私はきっと、美晴の兄嫁の気持ちになっていたから、ずっと実家にいる美晴さんが嫌いだったのだと思う。別に未婚なのだから実家にいて当たり前なのだけど、その家には、兄、兄嫁、姪と甥がいて、既婚者の私にとっては小姑である美晴さんの存在はかなり邪魔。
でもおばあちゃんが亡くなったとなれば、兄嫁としちゃあ、早く出てってもらいたよね。

それにいい歳した大人なのに、かなりいい加減なんだよね。すぐにお金は借りる、すぐに逃げ出す、姪の世宇子も甥の翔も、ずっと美晴さんと暮らしてたから家族なわけで、私がとやかく言えた義理じゃないけど、ともかく好きになれないキャラ。

でもでも、「これから」と最終話は、山本氏らしいあったかいものが流れてた。美晴さんと小山田さんの「これから」に気付く世宇子の母の言葉に「うっ!」とこみ上げてきて、「控え室のふたり、ときどき三人」で、やっと、やっと美晴さんやみんなに幸せが来るのかな、と嬉しくなった。
でも「美晴さんランナウェイ」は、物足りなさを感じた。

世宇子と自由も気になる。
posted by じゃじゃまま at 16:59| Comment(10) | TrackBack(8) | 山本幸久 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
わたしが兄嫁の立場だったとして
実際に家に美晴さんがいたとしたら
やはり歓迎したくはないでしょうねぇ^^;
「娘にヘンな知恵をつけないでっ!」ってぷりぷりしそうです。

それをゆるしてしまう何か――空元気の「空」の部分かもしれません――を美晴さんは漂わせていたのかもしれないなぁ、と思ったりもします。
Posted by ふらっと at 2007年07月30日 17:47
ふらっとさんへ
即レスです。(笑)
やはり兄嫁からしたら、勘弁願いたい存在ですよね〜。(苦笑)
でも、本当に身近にいる者からすると、憎めないなにかがあったりするんでしょうね。分かっちゃいるけど、しょうがない、みたいな。

それにしてもラストはああこなくちゃ、ですよね。そうでなくちゃ美晴さん、許せないままでした。
Posted by じゃじゃまま at 2007年07月30日 18:09
ふふっ、怒ってますね(笑)
同じく美晴さんには魅力を感じることが出来ず
ずーっとイライラでした。
何度、途中で投げ出そうとしたことか。
ラストがなければ、ブログに書かなかったです。
Posted by しんちゃん at 2007年07月30日 18:15
確かに、私も兄嫁だったら我慢ならないと思います。本当に迷惑なヤツですよね。
単なる物語として、自分と置き換えずに読んだのが功を奏してか、嫌な気持ちにはなりませんでしたが(爆)
Posted by ゆう at 2007年07月30日 21:43
こんばんは。
私も兄嫁を自分と置き換えずに読んだので
嫌な気持ちにならずにすみました。
もしかしてラストでこみ上げさせるために
美晴さんにいろいろさせたのかもです。
私も世宇子と自由が気になるので続編希望です(笑)。
Posted by 藍色 at 2007年07月31日 01:17
しんちゃんへ
そうなんです!怒ってましたよ。(笑)
なんだかんだと言いながらも美晴さんの言いなりになる姪と甥にもイライラ。(爆)
でも思い返すと、結局美晴さんのようなタイプって周りがなんとなく許しちゃう、諦めちゃう、憎めないって、そんな風になっちゃうんですよね。
私も昔同期の男の子で、どうしようもない奴なのに、なぜか、ま、しょうがないってことありましたもん。

ゆうさんへ
そうか。置き換え方式ですね。(笑)
私はすぐさま世宇子の母の気持ちで読み始めちゃったので、んま〜〜〜っ!って思ってしまいました。でもそれでなくても、27歳で子どもっぽすぎる美晴さんは、やかも。
グループにそういう子いるね、くらいならいいけど、親友にはならないと思います。(爆)

藍色さんへ
置き換え方式で、すっぽり兄嫁にハマってしまいました。世宇子は自由のこと好きでしたけど、どうでしょう。私も小学生の頃従兄が好きだったんですけど、それって身近にいたから、ってだけだったんですけど、世宇子はいつまで続くでしょうか。
写真のところでは、もしかして自由も?って思ったんですけど、気のせいかな。
Posted by じゃじゃまま at 2007年07月31日 11:12
美晴さんの行動には、ちょっとそれってどうなの〜と、確かにイライラしますよね(苦笑)
兄嫁の立場からの意見にフムフムと納得しました。
嫁ぎ先に美晴さんがいたら…私も世宇子のお母さんみたいにお見合いをせっせと設定するかも。
Posted by エビノート at 2007年07月31日 22:45
エビノートさんへ
私もお見合いせっせと運びますね。(笑)
でも私が兄嫁だったら、多分ああいう身勝手なタイプには押し切られちゃうと思います。実は世宇子に一番近いのかも。
だから世宇子にもイライラしましたし、どうにもこうにも美晴、小説上ではちっとも魅力感じませんでした。(辛!)
Posted by じゃじゃまま at 2007年08月02日 10:59
あ〜じゃじゃままさん読んだのですね。
すっかり忘れてました。
先日TVでこの本の紹介をしてましたっけ。

でも皆さん、イライラされてる。
私もイライラしてみたい。
Posted by とも at 2007年08月02日 20:29
ともさんへ
これはいかに自分が心狭いかってことが分かる本?だったりして。(笑)というより、真面目なのかもしれないですね。(爆)

本当に身勝手なんですもん。でも大体そういうタイプに抗えないものですよね〜。
Posted by じゃじゃまま at 2007年08月03日 16:54
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