2007年09月07日

6時間後に君は死ぬ 高野和明著。

すっごい面白かった!!これもまたタイトルと中身のギャップがあるかもね。めちゃめちゃサスペンスかミステリかと思ってたら、軽くミステリで恋愛も絡んだちょい甘ミステリ。
高野氏は「13階段」(忘れちゃったけど)や「グレイヴディッガー」(これはわりと好き)のような硬派?なサスペンスよりも「夢のカルテ」や今作のようなちょい甘ミステリの方が私は断然好き!

5編の短編+エピローグ。他人の非日常的な出来事を予知できる山葉圭史。圭史はある女性の未来を「見て」しまう。それは6時間後に殺されるというもの。
連続殺人事件に関係しているのか?予知されてしまった美緒は、圭史と共に運命を変えるべく奔走する。
これが1話目。犯人の予測はすぐについたけど、でもちょっとドキドキしたかな。そして恋の予感を感じさせつつ、あっさりとした引き際。

どの話にも圭史が関係していて、1話目と最終章には美緒が出てくる。
そしてどれもほんのり嬉しくなったり、幸せを感じられたり。
特に「恋をしてはいけない日」は、大感動で、5〜6回も読んじゃった。
美人なことを鼻にかけてていつもボーイフレンドを読み終わった雑誌のように捨ててる未亜。ある日圭史に未来を見てもらい、水曜日だけは恋をしてはいけない、と言われてしまう。
そうしないと悲しい思いをする、と。
でも未亜は恋をしてしまう。その相手の素性を知った時、もう涙が止まらなくて、悲しいのに幸せで、爽快な気分。でもやっぱり悲しい。
ああ、今思い出してもウルウルくる。

読み進めて行くと、どんどん圭史に好感を持ってしまう。
最後の短編では圭史と美緒が再会する。圭史の危機にページをめくる手はもう止まらない。
そして美緒と圭史の未来は・・・?

なんだか頬が緩んでしまって、こういうの大好き。でも「恋をしてはいけない日」が一番だけどね。是非是非高野氏にはちょい甘ミステリ専門でもっと書いて欲しい。
posted by じゃじゃまま at 12:49| Comment(23) | TrackBack(13) | 高野和明 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
好きな作品は違いますが面白かったですね。
「13階段」の緊張感もすごく好きでした。
ここでも、ままさんと違うなあ(笑)
Posted by しんちゃん at 2007年09月07日 17:11
 今日図書館から予約本準備完了メールが届きました。別な本だと思っていたところ、この本でしたが、面白そうなので安心。(^^
Posted by higeru at 2007年09月07日 20:11
高野さんの本、まだ2冊です。
「13階段」は読んで見たいと思ってるんですけどね。
タイトルの内容のギャップ、ありますね。
私もこれからもちょい甘ミステリを希望します。
Posted by なな at 2007年09月07日 21:27
きゃぁ、読んだんですね。いいな。いいな。
私も以前から読みたくて図書館にて予約中なんですけど
まだ順番が回ってきません。w(:_;)w
早く、読みたいです。
Posted by ゆき at 2007年09月07日 23:58
書かれている始めの2作は私もむかし読みました。
あそこから考えると、作風の変化ってすごいですよね〜。
でもいい方向に変わってる気がします。
私も、ちょい甘ミステリを支持します(笑)。
Posted by 藍色 at 2007年09月08日 00:40
高野さんの本は『13階段』しか
読んでないです。
結構あのスリル感好きです。
映画の方は途中でリアルすぎて、
見れませんでした。

これは面白そう♪♪
Posted by とも at 2007年09月08日 17:49
未読の方に失礼なので個々に返信しますね。

しんちゃんへ
「13階段」すっかり忘れちゃいました。
しんちゃん、未亜やっぱり嫌いですよね〜。(笑)バカ女・・・でも分かりますよ〜。私は未亜が最後に大事なことに気付けてよかったね!と。(爆)
それにあの青年も、幸せな気持ちで去っていけて、悲しいけど幸せ。
Posted by じゃじゃまま at 2007年09月09日 11:13
higeruさんへ
高野さんは一応すべて読んでるんですけど、「夢のカルテ」もこっち系で、私は大好きなんですよ〜。higeruさんには甘すぎて駄目かな〜?
バリバリ硬派なミステリよりも高野さんはちょい甘な方がうまいと思いました。
でも、「13階段」と「グレイヴディッガー」は再読しようと予約するところです。
Posted by じゃじゃまま at 2007年09月09日 11:17
ななさんへ
「6時間後に死んでいる」私たちには、やはりドラマは起こりませんよね〜。(笑)
「13階段」はすっかり忘れちゃってるんですけど、でも「そお?」ぐらいにしか当時思わなかったので、もう一度読んでみたらなにか発見あるかも。
高野さんの「夢のカルテ」もちょい甘系で、大好きです。
Posted by じゃじゃまま at 2007年09月09日 11:19
ゆきさんへ
タイトルだけ見るとバリバリ硬派なミステリかと思っちゃうんですけど、いい意味で裏切られましたね。
ゆきさん「夢のカルテ」も評価高いので、だったらこの作品も絶対好きなんじゃないかな〜。
「夢のカルテ」はちょっと未完成な部分も感じましたけど、この作品はバッチリだと思いました。
Posted by じゃじゃまま at 2007年09月09日 11:27
藍色さんへ
本当に作風変わりましたね。「夢のカルテ」からちょい甘系になりましたね。
硬派なミステリよりも高野さんはこっちの方が得意なのかな?と勝手に推測したり。
きっとご本人も優しい方なんでしょうか。
是非これからもこっち系で私たちを癒して欲しいですね。(笑)
Posted by じゃじゃまま at 2007年09月09日 11:29
ともさんへ
「13階段」すっかり忘れちゃってるんですけど、硬派な感じが好きなら「6時間後〜」は甘すぎますかね〜?
いや、ともさんも気に入ってくれると・・・。
ともさんがどのエピソードを選ぶか楽しみです。
今のところ私が選んだ「恋をしてはいけない日」をダントツに選んだ人いないんですよね〜。
Posted by じゃじゃまま at 2007年09月09日 11:32
こんにちは。
本を読み始めて、肩透かしをくったようでした。
だってこのタイトルですからねぇ。
もっとハード系かなぁと勝手に想像していたんですが…(笑
でも、面白かったです。
がんばれば、人生変えられるんですね、きっと。
Posted by juzji at 2007年09月22日 11:43
juzjiさんへ
このタイトル見てちょい甘ミステリだと思う人いないですよね。圭史が美緒の未来を見て相手が自分じゃないと知ってしまうところも、新鮮な展開でした。未来を知る圭史と出会わなければ、美緒はあのまま最終話で知り合った人と結婚してたんですよね。運命って不思議だ。
Posted by じゃじゃまま at 2007年09月22日 17:25
 「6時間後に君は死ぬ」と「3時間後に僕は死ぬ」は文句無し!…ですが、逆に言うとそれ以外は今ひとつでした。やはり私はもうちょいビターな方がいいっすね。(^^;

Posted by higeru at 2007年09月22日 23:13
higeruさんへ
ビターな方がいいですか・・・。
高野さんは硬派なのはちょっと今ひとつだったので、「夢のカルテ」とか大歓迎だったんですけど、でも次回作も楽しみな作家さんです。いつなんでしょうね。
Posted by じゃじゃまま at 2007年09月23日 20:30
13階段のイメージがあったんでちょっと意外でした。
つい硬派なサスペンスを期待しちゃったり。
でも圭史のあの一言はよかったですね。
Posted by たまねぎ at 2007年10月04日 22:56
たまねぎさんへ
「13階段」が硬派なサスペンスだったので、ギャップありすぎですよね〜。
私は「夢のカルテ」とか「6時間後に君は死ぬ」みたいなちょい甘が好きなんですけどね。
それにしてもこのタイトルで、誰がちょい甘を想像するでしょうかね??(苦笑)
Posted by じゃじゃまま at 2007年10月08日 17:08
やっと読みました。
いやぁ、図書館での順番待ち、長かったですけど
待った甲斐がありました。
一気読みでしたよ。良かったです。
私もじゃじゃままさん同様
「恋をしてはいけない日」が1番好きです。
切なくて。切なくて。。

高野さんには、またこういう話書いて欲しいです。
Posted by ゆき at 2007年10月08日 19:31
表題作、連作じゃなければどうって言うこともないお話だと思ったのだけれど、連作だとわかったとたんに意味を持ちました。
圭史の好感度もどんどん上がりましたね。

ちなみに、わたしは硬高野も軟高野もどちらも好きです。(^^v
Posted by ふらっと at 2007年10月08日 21:36
ゆきさんへ
「恋をしてはいけない日」泣きましたね〜〜。
ちょっとタカビーな女の子が、本当の恋を知ったのも嬉しかったですし、でもまさかその相手が・・・皮肉ですよね。もし、あのまま事故に遭わないでどこかであの青年と女の子が出会ってたら、どうなっていたのでしょう。バイト先が一緒で、話してみたら気が合っちゃった、とかだったらハッピーなのに。

ふらっとさんへ
そうなんですよね。連作だからこそのよさがありますよね。一つ一つもそれなりによかったけど、最初と最後で美緒で締めくくるのも、なかなかやりますよね。(笑)
私は「恋をしてはいけない日」と美緒の話だけで大満足です。
硬高野は「13階段」がどこかちょっと腑に落ちなかった記憶があって・・・もう一度読んでみたいと思います。
Posted by じゃじゃまま at 2007年10月09日 20:46
こんばんは。
軟高野と硬高野ですか(笑)
わたしはこの作品が、初読みだったものでこういう感じの作風かと。
いつか「13階段」と「夢のカルテ」読み比べて見ますね。
Posted by よし at 2007年11月29日 22:23
よしさんへ
是非是非。硬高野も人気あるようですね。私はやっぱり軟高野派ですね〜。「夢のカルテ」も好きでしたけど、「6時間後に君は死ぬ」を読んだら、これが一番になりました。
Posted by じゃじゃまま at 2007年12月01日 22:48
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