2007年09月17日

朝日のようにさわやかに 恩田陸著。

よかった。また恩田ワールドで置いてけぼりになるかと思ったけど、なんとかついて行けた。短編集だったんだね。
最初の「水晶の夜、翡翠の朝」はヨハンと憂理の名前見た瞬間にすぐに思い出せたのは幸運。ま、あんな非現実的、非日常的な、不思議で本当かよ!?的な学校の物語、忘れられないけどね。
でも実際は、本家本元の彼らの物語ほぼ忘れてますが。
14編の短編、ショート・ショートで形成されたこの「朝日のようにさわやかに」だけど、好きなのは4つかな。
「水晶の夜、翡翠の朝」は物語として出来上がってたし、面白かった。一体学園でなにが起こっているのか、ヨハンの冷徹さも格好いいじゃん。

「あなたと夜と音楽と」は推理小説?ミステリ?なにげなく語られてた公園で起きた殺人事件。ラジオのパーソナリティと被害者が結び付けられていく会話にドギマギした。

「冷凍みかん」ワクワクしちゃう。私ならちょっといじってみたくなる衝動に駆られそうだけど。溶かした後、ひびいれちゃったりとか。こういう人間には持たせちゃいけないいけない。

「卒業」は、これまた私の大好きな話。これが映画だったら堪らない。ホラーは嫌いだけど、変な化け物が出てきたり、追われたりするのは大好きなんだ。まさに私好みの短編で、短いのが玉にキズ。
他はいろいろ不可解、不気味なお話ありましたが、全部は書けないので、これにて。
ただ恩田氏にしては、読者もついていける作品で一安心。いつもドキドキなんだよね〜、今度はなに?って。

posted by じゃじゃまま at 15:29| Comment(10) | TrackBack(7) | 恩田陸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そうそう。
着いていけました。笑

恩田作品の玉手箱みたいな一冊でしたね。
Posted by ふらっと at 2007年09月17日 16:44
ふらっとさんへ
珍しくついていけました。でも不可思議な物語も、短編だからついていけたのかもしれないですね。これ長編で書かれたらまた置いてけぼりだったかも?
でもわりと好きなテイストでした。
Posted by じゃじゃまま at 2007年09月17日 16:52
こんばんは。
「冷凍みかん」ひび入れちゃうんですね。
それは危ない!
と言う私も一箇所だけに指を当てて溶かしてみたいなぁって思ったりしてます。
Posted by なな at 2007年09月17日 20:59
置いてけぼりになっちゃった作品もありました〜「いいわけ」とか。
でも、全部が全部というわけではなかったので、ゾクゾクっとする感覚を味わいながら楽しめた一冊でした。
Posted by エビノート at 2007年09月17日 21:03
ななさんへ
もちろんひびは日本ではなく、かなり離れた場所で。(爆)な〜んかいじってみたくなりますよね。(笑)ああ、恩田作品、こんなについていけたのって久しぶりです!嬉しい!

エビノートさんへ
「いいわけ」ってある国のあるお人のお話だったんですね。全然気付きませんでしたよ〜。
「深夜の食欲」とか「ご案内」とかいくつか不気味なのもありましたよね〜〜。タイトルと全然違いますよね!さわやかじゃないじゃない!(笑)
Posted by じゃじゃまま at 2007年09月17日 22:48
卒業をもう少し延ばして映画にされたら怖くて見られないかも……。
私は冷凍みかんを手にしたら、不安と好奇心で不眠に陥りそうです。
Posted by たまねぎ at 2007年09月17日 22:48
短編集でもしっかり恩田ワールド。
楽しめました。
「卒業」は、あとがきで
二十枚だと、まったく説明なしになるので、こうなる。
の一文が、ハードボイルドでした(笑)。
Posted by 藍色 at 2007年09月18日 01:55
たまねぎさんへ
ふふ。私は「卒業」みたいな映画大好きなんですよ〜。でも「13日の金曜日」とか「エルム街の悪夢」は駄目、NGなんですけど。こういう「グエムル」系大好き。(爆)
冷凍みかん、私のような人間が持つと、危険です。(更爆)

藍色さんへ
あの説明のなさが逆に効果ありましたね!「淋しいお城」よりも「卒業」を是非書いてもらいたいです。16歳でなにから卒業できるんだろ?ああ、ワクワクする。(爆)
恩田作品でこんなに盛り上がったの、久しぶりです。(笑)
Posted by じゃじゃまま at 2007年09月18日 09:44
まさしく恩田ワールド!でしたよね。
でも、どれもポツンと取り残されたようで寂しかったです。
爽やかな終わり方じゃなかったからかな(苦笑)
Posted by ゆう at 2007年09月18日 16:32
ゆうさんへ
タイトルとは全然違いますよね!!
「さわやか」なんて単語を使ってるから・・・読んでみるとまったく正反対の不気味ワールドでした。(笑)尻切れトンボのような終わり方だからこそ変な余韻があるんですよね。
Posted by じゃじゃまま at 2007年09月18日 20:39
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