字も行間もゆったりしてるし、児童書だからか、あっという間。
児童書といっても、大島ワールドは侮れません。大人だって、読んでるうちに子どもになっちゃう。
小学5年生の圭太は夏休みやることがなくて暇。友だちはみんな習い事やらなにやらで忙しいし、ゲームは弟の番だし。
そして突然思い出した。1年生の頃、お母さんに連れていってもらったバスの図書館。おじいさんが亡くなって、ずっとお休みになったままのあの図書館。弟を連れて、覗きに行った。そして、その日からそこは彼らの秘密基地になった。
読んでるうちに、自分も小学生になって一緒に冒険してるみたいな気分になった。圭太や順平の今の時間が、なんだか自分にもあったような、共有してるような不思議な気分になった。
自分はここまで大胆なことはしたことないんだけど、当時のあんなことやそんなこと、思い出して、もしかしたら、今思えば、そんなことあったね、っていう話でも、当時の私たちには充分に冒険だったんじゃないかな。過ぎちゃった子どもの時間がものすご〜くキラキラして大事に思えた。
そういえば、生徒立ち入り禁止の日に友だちと忍び込んだっけ。体育館の裏で遊んでたら先生に見つかって追いかけられたよね。あれは4年生か5年生。
ああ、友だちの家の庭に物置小屋があって、毎日そこでおままごとしたっけ。あれは2年生。
自転車に乗って、知らない町までよく探検に出かけたよね。
実は私たちの子ども時代も、圭太に負けないくらい結構いい線いってるんじゃない?
おばあさんもいい味出してた。



こんな風に恵まれていた訳じゃないけど
友達と作り上げた秘密の基地。
ワクワクしたなって思い出しました。
大島さんの児童書ですよね。とってもあっさりしていて正直物足りない量でしたけど、私たちに子どもの頃を懐かしく思い出させてくれて、大島さんらしいといえばらしいですね。
どこに行ってもアスファルトだし、学校の門は鍵が閉まってる。
大きな公園にはビニールシートのテント。今の子って不憫かも。
不憫にさせてる親の一人ですが(爆)、やっぱりどうしても外で遊ばせるのって不安なんですよね。帰りが遅いと、嫌な妄想が膨らむし、ついつい行動に制限かけてしまいます。
本当は、子どもの頃に秘密基地とか探検とかそういう経験した方がいいのは分かってるのに。