2007年11月24日

木洩れ日に泳ぐ魚 恩田陸著。

恩田氏にしては読みやすいというか分かりやすいというか、普通のお話でしたね。
あるカップルの別れの夜。一人の男の死についてお互いがお互いを疑っている。殺人なのか、犯人はあなたじゃないのか?
この二人、別れを決意したのに、真相は皮肉だったよね〜。

彼女の方の気持ちは、なんとなく分かってしまう。女って、禁断だからこそ燃え上がるのであって、そうじゃなければ、どうってことないんだよね。
皮肉なもんだ。
ただ、ここは恩田氏らしい締めくくり。結局、男の死はなんだったんだろう。真相は?その、後味というより余韻の存在が、なんとも・・・。

恩田氏にしては珍しい恋愛ものを読んだって感じがした。



posted by じゃじゃまま at 15:46| Comment(7) | TrackBack(9) | 恩田陸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
恩田さんにしては、ラストがちゃんと決着している物語でしたね。
恋愛ものというよりも、わたしは記憶の旅物語のような気分で読みました。
Posted by ふらっと at 2007年11月24日 20:29
女の人はキッパリしてたのに、男はいつまでもグズグズしていて、こっちなの?あっちなの?って。
Posted by なな at 2007年11月24日 21:07
ふらっとさんへ
わりとサクサクと読めました。恩田さんの作品、怖いもの見たさというか、突き放されるくせに、それでもまた手に取ってしまうんです。
確かに記憶の旅物語でしたね。

ななさんへ
女は割り切ると早いですよね、気持ちの切り替え。恩田さんが、こういう男女間のことで、女性の心理をどんぴしゃで表現するのって珍しく感じてしまいました。いつもはもっと複雑な印象があったので。
Posted by じゃじゃまま at 2007年11月25日 00:04
何とも濃密な夜でしたね〜。
いろいろ分かった後はスッキリしました。
この濃密な夜に絡めとられることなく、すんなり朝を迎えられて良かった(笑)
Posted by エビノート at 2007年11月25日 01:21
恩田さんにしては珍しく腑に落ちる読後感ですっきりでしたね。
会話で膨らみ、甦る記憶を共有した気がしました。
Posted by 藍色 at 2007年11月27日 02:19
こんばんは♪TB遅くなってごめんなさい。
恩田さん、最近とみに演劇に打ち込んでおられるみたいで。確か、某劇団の脚本を書いておられましたよ。この作品も、二人芝居にぴったりですよね。キャスティング考えたくなりますもん。
Posted by ERI at 2007年11月28日 01:45
エビノートさんへ
たった一晩の出来事とは思えませんね。でもわりとさらっと読んでしまって恩田さんの意図した世界に気付かず読み終えた気もします。(苦笑)

藍色さんへ
腑に落ちるように書いておいて、実は裏に恩田さんの策略というか意図があったような気がするんですよね〜。気付けなかったけど。
恩田さんが素直な話書くわけないっていうのはひねくれすぎですかね。

ERIさんへ
おお!その某劇団は、まだまだ小劇場で上演してた頃足しげく通っていたんですよ〜。
ちょっと(いや、だいぶ)ご無沙汰してる間に、そんなことになっていて取り残された気分。(笑)

Posted by じゃじゃまま at 2007年11月29日 21:26
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

木洩れ日に泳ぐ魚*恩田陸
Excerpt: ☆☆☆☆・ 木洩れ日に泳ぐ魚恩田 陸 (2007/07)中央公論新社 この商品の詳細を見る 一組の男女が迎えた最後の夜。明らかにされなければならない、ある男の死。それはすべて、あの旅か...
Weblog: +++ こんな一冊 +++
Tracked: 2007-11-24 20:30

「木洩れ日に泳ぐ魚」恩田陸
Excerpt: 木洩れ日に泳ぐ魚 恩田 陸 男はヒロ、女はアキ。二人は大学時代にサークルで出会い惹かれあった。惹かれあうのには訳があった。一緒に暮らしていた二人がそれぞれ引越しもほぼ追え、最後の夜を一緒に..
Weblog: ナナメモ
Tracked: 2007-11-24 21:03

木洩れ日に泳ぐ魚 〔恩田 陸〕
Excerpt: 木洩れ日に泳ぐ魚恩田 陸 中央公論新社 2007-07売り上げランキング : 620おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools ≪内容≫ あの旅から、すべてが変わってしまった..
Weblog: まったり読書日記
Tracked: 2007-11-25 01:07

木洩れ日に泳ぐ魚 恩田陸
Excerpt: 装画は佐々木悟郎。装幀は中央公論新社デザイン室。「婦人公論」2006年1月22日号〜2007年2月22日号連載に加筆。 高橋千浩と藤本千明が、数年間一緒に暮らしたアパートで迎えた最期の夜。二人と..
Weblog: 粋な提案
Tracked: 2007-11-27 02:19

木漏れ日に泳ぐ魚 恩田陸 中央公論新社
Excerpt: 恩田さんの、密室心理劇。 男と女。生活を共にしていた二人が過ごす、最後の夜。 お互いに、言いたいことを胸に抱えながら、それをどこで切り出そうか どこで吐き出してしまうか、もやもやとしながら、空っ..
Weblog: おいしい本箱Diary
Tracked: 2007-11-28 01:42

【木洩れ日に泳ぐ魚】 恩田陸 著
Excerpt: たぶんこれは、一枚の写真についての物語なのだろう… 一枚の写真に映っていた3人、いったい、どんな物語が始まるのだろう? 一組の男女が迎えた最後の夜。明らかにされなければならない、ある男の死..
Weblog: じゅずじの旦那
Tracked: 2007-12-02 15:29

恩田陸 『木洩れ日に泳ぐ魚』
Excerpt: 木洩れ日に泳ぐ魚/恩田 陸 ¥1,470 Amazon.co.jp あの旅から、すべてが変わってしまった。一組の男女が迎えた最期の夜。明らかにされなければならない、ある男の死の..
Weblog: 映画な日々。読書な日々。
Tracked: 2008-02-24 19:12

木洩れ日に泳ぐ魚 恩田陸
Excerpt: 木洩れ日に泳ぐ魚 ■やぎっちょ書評 久々の陸ちん。 ややや。最初からいきなりミステリーです。 ジャンル設定が難しい陸ちんの作品にしてはとてもわかりやすい。そしていきなり謎。導入が本当にうまいで..
Weblog: "やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書!!
Tracked: 2008-04-08 22:57

(書評)木洩れ日に泳ぐ魚
Excerpt: 著者:恩田陸 木洩れ日に泳ぐ魚(2007/07)恩田 陸商品詳細を見る 引越し、新たな生活を前に最後の夜を迎えるヒロとアキ。最後にどうしても決...
Weblog: 新・たこの感想文
Tracked: 2008-05-19 20:32
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。