2007年12月21日

渋谷に里帰り 山本幸久著。

≪★★☆≫
山本氏の作品で似たように感じたのあったな。坂岡女史、すっごい嫌な女で、仕事一筋のイケてない女を想像して読んでたら、いつの間にか、お?そんなに嫌な女じゃないじゃん!むしろいい奴なんじゃん!って応援したくなる展開。
だったら最初からそういう設定で書けばいいのに、って思っちゃう。
このギャップさこそ書きたかったのかもしれないけどさ。
それに最近では、奥田氏のような笑えるノリっていうか軽いノリのがどの作家でも流行ってるのか、ちょっと似たような感じ。

渋谷出身で、小学校時代に生まれ育った土地を売って去っていった裏切り者のレッテルを、大人になっても背負って生きてる稔。国立大出身のくせに会社での評価はイマイチ。寿退社する坂岡女史の後任として共に行動するうちに、決して彼がイマイチな仕事しかしてないってことも分かってくる。
稔の小学校時代の友人との再会、仕事への取り組み方、ただ見てるだけだった憧れの君との恋の進展、それらがポジティブに進んでいく。
いや〜、どうなることかと思ったけど、読み終わってみたら、爽やかな印象しか残ってなかった。「幸福ロケット」は超えないけどね。



posted by じゃじゃまま at 22:06| Comment(14) | TrackBack(8) | 山本幸久 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。じゃじゃままさん。
最初から全力で仕事に取り組まなかった姿が、妙にリアルでした。
最初がこうですから、余計に読後感がよかったような気がします。
Posted by ゆう at 2007年12月22日 08:56
初めは取引先の多さや千明のパワーに圧倒され自信をなくしていた稔が、
千明と一緒に顧客回りをするうちに成長していく姿がよかったです。

こちらへのTB反映されてませんでした。
お手数ですが、再TBしてくださいますか?。
Posted by 藍色 at 2007年12月23日 03:57
ゆうさんへ
やはり稔は8時半の女の存在が大きかったんでしょうかね。坂岡女史も最初は嫌な女かと思っていたらいい人でした。稔の恋の進展がいささかできすぎだった気もしますけどね。(笑)

藍色さんへ
今度はTB大丈夫っぽいですね。
千明が書き出しの印象とはまったく違って、仕事熱心で得意先から愛されてるのが妙に温かかったですね。稔も最初からやれよ!って感じですよね。(苦笑)でも稔もなんだかんだと可愛がられてて読後感がよかったですね。
Posted by じゃじゃまま at 2007年12月23日 21:48
なるほど、坂岡女史も峰崎君もあのキャラ設定はギャップ狙いだったと思うと納得です。
途中からチアキさん、次はどんなかっこいいことしてくれるかしら?なんて期待さえしてしまいましたもの。
Posted by ふらっと at 2007年12月24日 06:47
読み始めは千明さんにいい印象持ってなくて、イラつくキャラだったんですけど、終わる頃には、いいぞぉ!って応援したくなっちゃうんですよね。結構みんなに慕われてましたしね。
Posted by じゃじゃまま at 2007年12月25日 21:35
こんばんは♪TBが遅くなりました。ごめんなさいm(_ _)m私も、山本さんは「幸福ロケット」が一番好きですねえ〜。今回も、良かったんですけど、あれは超えませんでした・・。なかなか爽やかだったんですけどねえ。
Posted by ERI at 2007年12月27日 21:02
ERIさんへ
なかなか爽やかな読後感だったんですけどね。
「幸福ロケット」は、ほんと、よかったですよね〜。ERIさんも男の子いらっしゃるんですね。
どんな成人になることやら。。。
Posted by じゃじゃまま at 2007年12月27日 22:40
ポジティブな展開で、気持ちよく読むことができました♪
坂岡女史のあとを引き継ぐのは大変そうだけど、稔なりにしっかり仕事していくんだろうなと思えるラストで、ほっと一安心です(^_^)
Posted by エビノート at 2007年12月27日 22:41
こんばんは。
坂岡女史、印象かわりましたね。
主人公も実は脳ある鷹はツメを隠すタイプだったのか…
私にはどうも8時半の女の魅力がわからなかった。
動画を見て元気が出る主人公にいちいちひいてました。
Posted by at 2008年01月10日 23:28
坂岡女史、そうなんですよね。だったら最初にあんな書き出しじゃなくてもよかったのにな〜って少し違和感ありました。
全体的には爽やかな小説だったんですけど、え?そうかな?って思う部分も多少ありましたね。
Posted by じゃじゃまま at 2008年01月12日 22:44
こんにちは、じゃじゃままさん。
渋谷って、いうのは谷になっているんでしょうか。
昔は、よかったが…。
今もいいところが一杯あるんでしょうが、なかなか歩きません、どうしてでしょうか。
Posted by モンガ at 2008年03月25日 12:24
モンガさんへ
昔もおばさんたち東急本店とかその辺にはたくさんいたんですけどね。自分がおばさんになった今、まず渋谷まで行くのが面倒。(爆)
映画とか見に行ってましたけど、そこでしかやってないような映画ならDVDになるまで待っちゃうし。
渋谷、誰かが飲み会でお店を取らない限り、行かなそうです。(笑)
Posted by じゃじゃまま at 2008年03月25日 17:29
小学校の出来事をいつまでも引きずっているのには、ええっっていう気もしましたが、やかな印象で終わったのはいいですね。
喜怒哀楽を表すのが下手という表現に笑えました。
Posted by 花 at 2008年12月17日 22:03
花さんへ
案外自分が気にしてるほど周囲は覚えてないってこともあるんですけどね。(苦笑)
出だしはまったりしてたんですけど、どんどんテンポよくなっていきましたね。
Posted by じゃじゃまま at 2008年12月25日 17:49
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