2008年01月18日

押入れのちよ 荻原浩著。

ホラーっぽいと聞いてたので、怖々読んでみました。でも、荻原氏の「千年樹」を先に読んでしまったので、免疫が出来てたせいか物足りなさまで感じてしまった。
いや〜、「千年樹」の怖かったこと。あの装丁見てると、なにかいけないものを見つけてしまいそうな、稚児衣装着た子どももまだ頭の中ですぐに浮かんじゃうし。そんな強烈な「千年樹」だったのでね〜。

「コール」はちょっと泣けた。学生時代、同じ女性を好きになった親友同士。片方は彼女と付き合い結婚する。片方はずっと思い続ける。それが逆転するとき、切なくも幸せな終わり方でよかったかな。

「押入れのちよ」は、ちよはなんとも愛嬌あって可愛いお化けだよね。役に立つし、いいかもね。本当のブダの正体が分かった時は、ほんの少しぞぞっとした。でも微笑ましい。

「木下闇」は頭の中で想像してしまうと、ラストちょいと怖いけど、一番好きだったかな。この短編の中では一番気持ちがラストに向けて急いた。突然神隠しのようにいなくなった妹の行方。

「介護の鬼」と「殺意のレシピ」「予期せぬ訪問者」は想像のつく展開で、「介護の鬼」はあまりにも嫁の仕打ちがむごくて気持ち悪かったよ〜。
順番的に、こっち先に読んで、「千年樹」を後から読めばよかった。

posted by じゃじゃまま at 21:59| Comment(9) | TrackBack(5) | 荻原浩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
読んでから暫くたってるわけですが、「木下闇」が一番記憶に残ってるかもしれないです。
さわさわ揺れる枝。あぁ、これって千年樹にもつながりますね。
Posted by なな at 2008年01月19日 00:09
こんばんは。
読んでから暫くたってるわけですが、「木下闇」が一番記憶に残ってるかもしれないです。
さわさわ揺れる枝。あぁ、これって千年樹にもつながりますね。
Posted by なな at 2008年01月19日 00:09
「木下闇」は、どんなんだったか、思い出せません(涙)
シチューを作る話にぞっとしたような記憶が・・・
「コール」は、未だに覚えてますが。
Posted by ゆう at 2008年01月19日 09:55
ななさんへ
ほんとうだ!「木下闇」は千年樹にイメージ繋がる!どうにもこうにも私には「千年樹」が強烈で、思い出しちゃいましたよー!「木下闇」一番印象に残ってます。悲しいお話でしたけど、木から下りてくるときにあの従兄の顔が・・・思い出すと怖いです。

ゆうさんへ
シチューは一番最初の話ですね。中に入ってたお肉って・・・そういうことですよね。
「コール」は、一番救いのあるお話でしたね。切ないけど、残された二人が幸せになってくれるなら、って。

荻原さんはまだ2作なんですが、次はどれにしよう。気をつけなくちゃいけない順番ってありますか?
Posted by じゃじゃまま at 2008年01月19日 23:30
ホラーというほど強烈なものではありませんでしたね。
『千年樹』を読んだあとだと、確かにどれも物足りないかもしれません。
次はガラッとテイストの違うコメディタッチの作品などいかがでしょう。
Posted by ふらっと at 2008年01月20日 08:38
おはようございます。

期待して読んだけど、うーん、あまり覚えていません。どうしてだろうか、期待して読むとよくないので真っ白にして読むのがいいのかなー。
Posted by モンガ at 2008年01月20日 09:25
ふらっとさんへ
「押入れのちよ」がホラーっぽいと聞いていて、最初に手にしたのが「千年樹」ですもん、てっきりホラーな人なのかと思ってました。(笑)
そっか、荻原さんってそういえばいろんなところでお見かけしてた作家さんでした!そっか、あの人か。今後が楽しみです。

モンガさんへ
私は荻原さんはこれが2作目だったんですけど、最初の「千年樹」があまりにも強烈すぎて、「押入れのちよ」は物足りなかったです。
でも今後どれを読もうか、楽しみです。
Posted by じゃじゃまま at 2008年01月22日 21:23
おはようございます。じゃじゃままさん。
「ハードボイルドエッグ」というの続編が「サニーサイドエッグ」です。
読んでいませんが、「オロロ畑でつかまえて」の続編が「なかよし小鳩組」みたいです。
あとは、関連性のある作品はないみたいですが・・・
見直してみると、私も、まだ読んでいない荻原さんの作品がいくつかありました!
全部制覇しようと思ってます。
Posted by ゆう at 2008年01月24日 09:18
ゆうさんへ
ほ〜、「ハードボイルドエッグ」も「サニーサイドエッグ」もそこかしこでお見かけしてたタイトルですね!でも私の中で「押入れのちよ」の作家さんと繋がってませんでした。
ホラーな作家さんだと思ってただけに、認識改めるためにも読むべきですね。(笑)
Posted by じゃじゃまま at 2008年01月27日 00:19
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