2008年03月17日

神田川デイズ 豊島ミホ著。

≪★★★≫
面白かったですよ〜。本当は★4つでもよかったくらい。ただ、最終章の星子と従兄の話があまり好きじゃなかったのと、童貞メガネーズの面々がキモイので、マイナス〜。
童貞メガネーズの彼らは、各章で、通りすがりにコントがウケてるくらいの登場が望ましいです。
彼らも嫌いじゃないんですけど、「見ろ、空は白む」の、あのやる気のない3人の悶々とした澱んだ空気が、こっちまでやる気失せるよ〜って感じで、嫌だったんですよね。

ところが、各章で彼らが、頑張ってるのが分かって嬉しい。でも、その詳しい話よりも、横でウケてるくらいの登場でいいです。

私が好きだったのは、「いちごに朝露、映るは空」の中野道子ちゃんと、「雨にとびこめ」の準。
この二人が「どこまで行けるか言わないで」で付き合ってるって経過がすっごく好き。

各章で、冒頭の童貞メガネーズがその後もお笑いで頑張ってる姿が分かり、地方から出てきて、不戦を訴える、なんてかなり左に入ってるサークルに入ってしまった中野さん。中野さんが、みんなが引いてる中クラスの飲み会で席が近かった星子ちゃん、準、アズマと仲良くなって、いつも一緒にいる姿が微笑ましい。
「リベンジ・リトル・ガール」の小林さんと角田君も、「花束なんかになりたくない」で星子の従兄と繋がってるし。

それぞれの章でスポットを浴びる主人公の後ろに、それぞれの章の主人公がウロウロしてたり、読んでいてなんだか嬉しくなる連作集ですね。
私は、中野さんと準とまた会いたいな〜。
いや、もしかしたら、全員とまた会いたい!

豊島さん、お初なのですが、お薦めの1冊教えてください。


posted by じゃじゃまま at 12:33| ☔| Comment(10) | TrackBack(9) | 豊島ミホ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
「エバーグリーン」に一票です。
「檸檬」も評判がいいみたいですよ。
Posted by しんちゃん at 2008年03月17日 20:44
私も「エバーグリーン」がオススメ。
「ぼろぼろドール」は、ちょっとこわいような気持ちわるいような話だけど、引き込まれます。
Posted by at 2008年03月17日 21:05
主人公のうしろに、他の物語の人たちがチラチラと見えるのがよかったですよね。
お薦め豊島さん、私も断然「エバーグリーン」です。
Posted by なな at 2008年03月17日 21:42
最初はあまりにも痛い青春で、ひき気味だったんですけど、読後感はまずまずでした。
おススメの一冊は私も『エバーグリーン』です♪
Posted by エビノート at 2008年03月17日 22:11
登場人物のゆるやかな繋がりがわかるのが嬉しかったですよね。
おススメは私も「エバーグリーン」です。
Posted by 藍色 at 2008年03月18日 02:23
私も、エバーグリーンを押しますね。
エッセイ「底辺女子高生」もなかなか好きでしたが。
Posted by ゆう at 2008年03月19日 09:16
わたしは『檸檬のころ』。
あっ、『エバーグリーン』読んでいなかった(笑)
みなさんオススメの『エバーグリーン』読みます。
Posted by よし at 2008年03月20日 08:54
しんちゃんへ
みなさん「エバーグリーン」なんですけど、そんなにお薦めなんですね!!
私の中では、大島さんっぽいのかな?って想像してますが・・・。

花さんへ
この作品で豊島さんいいな!って思えたので、「エバーグリーン」もいってみます。
このまま期待を裏切らない作家さんであって欲しいです。

ななさんへ
そうそう、それぞれの主人公の後ろに見え隠れする、他の章の主人公たち。そういうのって嬉しい再会ですよね。
童貞メガネーズがいつも頑張ってるのが微笑ましいです。

エビノートさんへ
最初のあのやる気のない3人組の話のままだったら、私もどうしようもなく痛かっただけだと思うんですよ。でもその後の彼らの頑張り、他の子たちの青春が、青い春!(?)って感じで、よかったです。

藍色さんへ
そうなんですよ〜、それぞれの主人公たちが、どこかで誰かと繋がっていて、そういうのって本当に嬉しい再会なんですよね。
また彼らに会いたいなと思います。

ゆうさんへ
どういう作家さんなのか、エッセイを読むと分かったりしますよね。
私は逆にそれが嫌で読まないんですよ〜。豊島さんはどういう方なんでしょうね。

よしさんへ
「檸檬のころ」もよさそうですね。でも「エバーグリーン」が発表されて、出来栄え抜いちゃったのかしら。
このまま期待を裏切らない作家さんであって欲しいです。
Posted by じゃじゃまま at 2008年03月20日 17:12
じゃじゃままさんこんばんは。すいません勝手にコメントしたつもりでいて、お返しが遅くなってしまいました。
私はぽろぽろドールを読んでみたのですが、やっぱり巧いなあと感じつつも、花さんの言う通り少し怖かったです。
Posted by たまねぎ at 2008年03月26日 23:40
たまねぎさんへ
みなさんお薦めの「エバーグリーン」は早速予約したんですけど、その次は「ぼろぼろドール」いってみます。「檸檬」もよさげ?
私は宮本輝原作の、ドラマ「青が散る」をなぜか思い出しました。
Posted by じゃじゃまま at 2008年03月27日 18:19
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

「神田川デイズ」豊島ミホ
Excerpt: 神田川デイズ豊島 ミホ (2007/05)角川書店 この商品の詳細を見る 同じ大学に通う学生たち6人の物語です。舞台が同じ大学なので、短編の枠を超...
Weblog: しんちゃんの買い物帳
Tracked: 2008-03-17 20:40

本「神田川デイズ」
Excerpt: 神田川デイズ 豊島ミホ  角川書店 2007年5月 特に何をすることもなく大学生活を送る三人の男たち。グダグダ状態から抜け出そうと、『お笑い』を始める事に・・・・ 入学..
Weblog: <花>の本と映画の感想
Tracked: 2008-03-17 20:56

「エバーグリーン」豊島ミホ
Excerpt: エバーグリーン 豊島 ミホ 田舎の平凡な中学校。オタクの友人を持ちなんとなく漫画を描いてるアヤコと兄から教わったギターでミュージシャンを目指すシン。卒業式の日に交わした10年後の約束。 ..
Weblog: ナナメモ
Tracked: 2008-03-17 21:42

神田川デイズ 〔豊島 ミホ〕
Excerpt: 神田川デイズ豊島 ミホ 角川書店 2007-05売り上げランキング : 442おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools ≪内容≫ かっこ悪くていたたまれなくて、ちょっぴり愛..
Weblog: まったり読書日記
Tracked: 2008-03-17 22:06

神田川デイズ 豊島ミホ
Excerpt: イラストレーションは太田マリコ。ブックデザインは鈴木成一デザイン室。 「野性時代」2006年2月号〜12月号隔月掲載。大学生活を描...
Weblog: 粋な提案
Tracked: 2008-03-18 02:25

神田川デイズ 豊島ミホ
Excerpt: 都会に憧れて上京してきた若者達の瑞々しい大学生ライフを鮮やかに描いた連作六編。 恋愛、サークル、コンパ、親友、夢、悩み・・・など、大学生ライフが丸ごと描かれ、「かっこ悪くていたたまれないキャンパスラ..
Weblog: かみさまの贈りもの〜読書日記〜
Tracked: 2008-03-19 09:21

神田川デイズ 豊島ミホ
Excerpt: 神田川デイズ豊島 ミホ (2007/05)角川書店この商品の詳細を見る <花束になんかなりたくない> 貧乏アパートに集っては、無駄な日々を過す男...
Weblog: それでも本を読む
Tracked: 2008-03-20 08:56

・「神田川デイズ」豊島ミホ
Excerpt: バイトに精出すわけでもなく、サークル活動に夢中になるわけでもなく、将来やりたいことがはっきりしているわけでもなく、友達も沢山いるわけでもない大学生の不安と期待がうまく描かれている。 特に地方から出てき..
Weblog: 肩の力を抜いて
Tracked: 2008-08-17 19:32

神田川デイズ<豊島ミホ>−(本:2008年121冊目)−
Excerpt: 神田川デイズ # 出版社: 角川書店 (2007/05) # ISBN-10: 404873766X 評価:83点 ちょっとダメダメだけど、なんとも等身大で共感を呼ぶであろう大学生たち..
Weblog: デコ親父はいつも減量中
Tracked: 2008-09-13 00:33
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。