≪★★★≫
前作の「夜明けの街で」が、サスペンスなのかさっぱりで、不倫に走る男の馬鹿っぷりにばかり注目してしまったので、「ダイイング・アイ」は、サスペンス色ばっちり!?でもホラーかと思った。
いや、私の中では、ホラーかも。
プロローグの女性が、まずこの後なにかの被害者になるだろうな〜とは思ってたけど、それにしては名前が出てたから、すぐに消えるわりにはご丁寧に名前と夫のことも書いてあって、おや?とは思ったんだよね。
それに、岸中美菜絵が被害に遭うさまが、なんかこう、具体的っていうか、数行で終わるような描写ではなかったから、ちょっとテンション下がり気味。だって、交通事故って他人事じゃないし、私も自転車に乗るから、すごく分かるんだよね、ああいう状況。
で、この交通事故が発端で、ミステリーが始まる。
すぐに場面変わって、バーテンが妙な客と喋った直後襲われ、殺されそうになる。一命は取り留めたものの、一部記憶を失っていて、どうやら失われた記憶に、今回の犯人と自分の繋がりがある。しかも、自分は交通事故を起していて、加害者だという。
怪しい女性が現れたり、かつての雇い主も胡散臭いし、恋人もどっか行っちゃうし。
ミステリーとしては、充分楽しめた。早く真相知りたかったし。
主人公である慎介っていうのが、私の中では、いい男には想像できなかった。
結構薄情者だし、慎介と恋人だった成美。かたや入院中に家捜ししてお金持ってとんずらするし、かたや恐らくこの世にいないであろうと思っても「欲をかくからだ」と冷静だし。ああ、だからか、全然同情できなかったのは。
善人が巻き込まれたわけじゃないからね〜。
グイグイ一気に読んだけど、あっさり終わったね。
2008年03月26日
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腹に一物抱えているような人ばっかりで誰にも感情移入できませんでした。
え?みたいな。
交通事故のくだりは、少しぐっとくるものがあったので、読んで損はないと思えましたが(苦笑)
冒頭の被害者が目に恨みを込めてるってところがポイントだったんですね。だから「ダイイング・アイ」だったのか〜。
成美も、哀れでしたね。生死もはっきりしないし、遺体も発見されないまま。
ゆうさんへ
瑠璃子に操られるようになすがままだったのが、どうにもありえなくて。それならまだ幽霊の方が納得できたかも。でもそれじゃ怖すぎるし、理系の東野さんにはそれは肯定できない設定ですよね。(笑)
最初からショッキングでしたよね。
瑠璃子、こわかったです。ホラーです。
何かに「とりつかれた」眼は、本当怖いですから…
自動車事故に対する警鐘もあったりで、かなり引き込まれて読みました!
瑠璃子も正体が分からないときは怖かったですけど、冒頭の事故の描写の方がリアルで怖かったですね。
あの二人の濃厚な時間はいらなかった気もしますけど。(苦笑)
じゅずじさんへ
眼は口ほどに物を言うっていうくらいですもんね。眼は心の窓、とかね。
ああ、本当に眼って字ばかり書いてたら怖い〜〜〜〜っ!
higeruさんへ
勝手に、書いたものはすべて本になってるとばかり思ってました。10年前って、すでに東野さんって有名作家でしたよね〜。
でもすっかり忘れてましたけど「秘密」って東野さんでしたね。意識が移るのはいいけど、実体のない存在(幽霊)は駄目なのかな。
あの濃厚な時間は、ああいうシーンを書いてください、っていう事だったんじゃないかと(笑)
だって、いらないですよね、あれ。
お体は大丈夫ですか?気にしないでくださいね〜。
ほんと、あれ、いらないですよね〜。そういうイメージじゃない作家さんが書くと、びっくりしちゃうんですよ。泣ける作家だと信じてた重松氏の「なぎさの媚薬」読んだ時も、も〜、かなり衝撃でしたし。(笑)思い出しちゃいましたよ。
東野さんの作品は好きでほとんど読んでいますが、これはあまり好みではありませんでした。本当ホラーでしたよね。そしてマネキンは想像すると怖かったです。
冒頭の被害者の話は、おお!東野さんらしい展開になるのねと期待してましたけど、その後が意外でしたね。バーテンも、その彼女も、周囲の人間がろくでなしばかりで・・・。
自転車、私も毎日乗っています。
横断歩道を青信号で渡っていても、右折の車が止まってくれず危ない目にあったこともあります。人事ではありません。
私も自転車と車、両方頻繁に乗ってますけど、他人事じゃないんですよね。
住宅街の路地で一時停止になってても、自転車も止まらないし、車も徐行すらしないときあって、自分がどっちに乗っててもヒヤヒヤしっぱなしです。
乗り移る設定にするなら、とことんホラー色出した方がよかったかも、ですね。