2008年04月19日

エバーグリーン 豊島ミホ著。

≪★★★≫

「神田川デイズ」で感動し、みなさんにお薦めいただいた「エバーグリーン」読みましたよ〜。
最初は、音楽に夢中な少年の音楽の話か?と若干引き気味で、数ページからなかなか進まなかったけど、おお!初恋か?青春か?とグンとスピードが上がった。
14歳の、出会い。もっとこの先世界は広がるだろうけど、でも、この先シン君以外の特別な男の子を好きになるだろうか、そう信じ、10年間思い続けるアヤコの切なさが、14歳の頃の自分とダブって、涙が出ちゃったよ。

展開が「砂時計」みたいだったら、どうしようと不安だったけど。
切なすぎて、読む勇気が出るかどうか怖かったんだもん。でも、いきなり話は、10年後の約束が迫った25歳のシン君とアヤコになった。
わたし的には、初恋が実って、アヤコとシン君を応援したかったけど、もっともっと話は現実的だった。
10年間っていうのは、一人の人を、思い出だけで思い続けるには長いかも。でもきっと、私はアヤコが好きなんだな。だから、思い出を想い続けるアヤコを、無駄だ、と知りつつも、応援したかった。
だから、アヤコがシン君を想ってた14歳の自分から、伊地知と歩いていくと決めた24歳になった時も、どっちのアヤコも好きで、嬉しかった。

シン君を想ってた気持ち、いつでもあの頃の気持ちを思い出せる、でも、隣には別の人がいる、その人を想う気持ちはまた別のもの、それすっごく分かるな〜。14歳の自分のままではいられないんだよね。
なくしてはいないけど。

シン君と奈月はいいや。これってアヤコの書いてた漫画にも、確か4人の男女出るよね。私は、ユキとみのりさんだったらどっち派なんだろう?


posted by じゃじゃまま at 22:59| ☁| Comment(8) | TrackBack(8) | 豊島ミホ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
回想と共感の、豊島さんの学生シリーズ(って私は勝手に言ってます)、
しっかりはまられたみたいですね。よかったです。

アヤコの思い続けるひたむきさがしっかり伝わってきましたね。
結末も爽やかで、とっても好きな作品です。
Posted by 藍色 at 2008年04月20日 01:44
アヤコにもシンにも共感するところがあって、ぎゅっと心を掴まれてしまいました。ラストは爽やかでそれも好印象なのです。
『エバーグリーン』気に入っていただけたようで、一票入れた甲斐がありました^_^
Posted by エビノート at 2008年04月20日 02:01
おはようございます。藍色さん。
豊島さんのこの手の作品って、なんとも言えない懐かしい感情が蘇ってきて、読後は悲しいような嬉しいような、複雑な気持ちになっちゃいます。
この作品もそうでした。
Posted by ゆう at 2008年04月20日 11:26
じゃじゃままさんにもこの小説気に入ってもらってうれしいです。
10年経った時、14歳のままではいられないけど、思い出を大切に前向きに生きていこうとする姿がいいですよね。
Posted by at 2008年04月20日 16:23
こんばんは。
これのラストはきますよねー。まともに読むことができませんでした。
ぱたんと本を閉じては涙をこらえ、また読み出してはのくり返しでした。
結局は号泣してるんだけど(笑)
Posted by しんちゃん at 2008年04月20日 20:11
じゃじゃままさんの記事を読んで、
この本を読んだ時の痛みだとか切なさだとか
懐かしさだとかが、再びあふれてきました。
私はどちらかというとシンくんの焦りがわかるなぁという感じだったんですが、
思い出を思い続けるアヤコがそれを頼りに夢をかなえて大人になったというのは、すごくうれしかったです。
Posted by june at 2008年04月21日 21:44
こんにちは。
コメント読んで、みなさんこの本が好きなんだなって、なんだか嬉しくなりました。
再読してみようかな。
Posted by なな at 2008年04月22日 11:57
藍色さんへ
アヤコの10年間を思うと、ギュッとしちゃいます。きっとシン君との約束のために頑張ってきたのかな〜って。その一方で、もしかしたら間違ってるんじゃないかって思う気持ち、なんか本当にすっごく分かるんですよね。10年間、思い出を支えに、想い続けることって難しいなって。

エビノートさんへ
私ったら三つ★で、時間が経ってくると4つでもよかったかな、って思えてきます。
多分読み終えたとき、伊地知君とアヤコの出会い嬉しかったくせに、でも14歳のアヤコの想いをそのまま叶えてあげたかったから、★3つだったんでしょうね。ひがみです、ひがみ。(爆)

ゆうさんへ
伊地知君とアヤコ、きっと幸せだし、シン君もそうなんでしょうけど、私も、ほんの少し悲しかったんです。
もちろんラストはみんなハッピーに向かっていくんだけど、14歳のあの気持ち、続いて欲しかったなって、多分これは自分のことですね。(爆)

花さんへ
気に入ってるわりに★が、今思うと足りませんね。
だって思い切り自分を重ね合わせてしまって、切ないんですよね。あんなにピュアに人を好きになるなんて10代だけですよ、って私だけ?(笑)

しんちゃんへ
しんちゃんは、どこが胸にぐっと来ました?
できれば、特別なシン君を思うアヤコを、シン君とどうにかしてあげたかった。だけど!!
伊地知君の登場が、これまた幸せ。なんだけど!!アヤコの思いが、完全に思い出になってしまった切なさが・・・。

juneさんへ
シン君の彼女、奈月とその家族の存在が、ああ、10年経ったんだな〜ってちょっと切なく、アヤコの好きだったって思いだけで10年間頑張ってきたけど、でもそろそろ現実に目を向けようって思うアヤコも切なく・・・。
でも約束通り待ち合わせ場所に行く二人は、強いですよね。
私なら恥ずかしくて行けず、ずっと後悔するクチ。

ななさんへ
みなさん、14歳になにがあったのでしょう。(爆)
でも私も14歳の頃、大好きで大好きで、絶対これ以上好きになる人なんていないっていうくらい好きな人いました。
結局、14歳なんて、その後に起こる様々なことに流されちゃうんですけどね。
でも、私もアヤコと同じで、やっぱり特別な好きだったんですよね。あの気持ちはなくしてないからこそ、アヤコの気持ち分かります〜。

あ〜、こういうのもっと読みたいな。
Posted by じゃじゃまま at 2008年04月22日 22:10
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