最初に読んだのは3年くらい前?きっとあの当時なら五つ星だね。
これがきっかけで大島氏のファンになったんだもん。
免疫できちゃってたから四つ星でごめんね。でもきっかけだった作品なのに、忘れちゃってるから、もう一度再読してみました。
不思議な人々が集まってる。寝言が原因で、離婚歴のある、昔誘拐されたことのある果那。
その果那が作品を納めている骨董品屋の梅屋。これも不思議な空間。そこに働いているオーナーの姪のみなみちゃん。チャキチャキしていて気持ちがいい。果那の両親、叔母夫婦、従兄たち。
一番好きなのは、従兄の住んでるマレーシアに叔母夫婦が行ってしまい、留守宅を預かる果那をねぎらいに、お正月みんなが集まるところ。
なんだかあったかいんだよね〜、賑やかで。
誘拐犯に会いに出かける果那と、誘拐犯との再会。この人も不思議ワールドだよね。そして、大島ワールドはあったかいんだよね。
今まで存在を忘れていた叔父は、母から聞かされた話よりも、もっともっと暖っか。
ろくでもないと思ってたのに、どこか憎めなくて、やる時はやるって感じで、体の弱い妻のために、朝晩一生懸命働く。ただの怠け者じゃなかったわけだ。
こういう人って、肉親だったりすると苦労するけど、でも飄々としてて羨ましくもある。浮世離れしてるちゅうか。
この作品に出てくる人々は、みんなどこか飄々としていて、サクサク生きてる感じで、すごく好きなんだよね。ああ、大島ファンになったのがよく分かる。



しあわせいっぱいという感じではないけれど
それぞれがその人らしい生き方をしていて惹かれますね。
そうなんですよね、大島作品の登場人物は、その人らしいんですよね。ああ、だから不思議と元気が出るのかな。読んでると、私もこのままでいっか〜、悩んでることなんて些細なことだよ、って気になるんです。
そんな切羽詰った感がない、のんびりが気持ち良かったです。
離婚歴があって、誘拐されたことがあって、複雑なのに、さくさくってふんわりしてるところが、羨ましくて、大好きです。
叔父さんも、さくさくっと生きてますよね〜。