2008年04月22日

ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎著。

≪★★★≫
力作じゃないっすか。JFK暗殺事件と同じようなことが日本でも起こったら、無実の人間が大きな陰謀によって罠に嵌められていく怖さ。JFK暗殺事件と重ねられて、オズワルドはきっと嵌められたんだろうって分かっちゃいるけど、なにか裏の組織の陰謀をプンプン感じるけど、でもまだまだ真相は明らかにされてないよね。誰が?って。多分、みんな、そうだろうな、そうに違いない、とは分かってるけど、でも断言する勇気ない。
この作品も、いったい誰がなんのために、どういう理由で、暗殺を企て、陥れる無実の人間を選んだのか。
そこは明らかにされない。
青柳雅春の不幸が、いったいどこで決まったのか。

それよりも、彼が罠にハマり、逃げ延びた二日間。もうどうなるのか心配で心配で、ルール違反を犯してしまった。チラッとラストを読んでしまった。いけない、いけない。
そうでもしないと、我慢できないんだもん。

ビートルズには詳しくないから、さっぱりだけど、何者かの陰謀により、たくさんの人間が犠牲になった。
20年後の章が、すごく気になった。真相に気付きそうな者も抹殺するなんて、大きすぎる!ばかでかい力には、小さな庶民なんて敵いませんよ〜。でも、勝ったとは言えないかもしれないけど、頑張った青柳が嬉しいね。

お父さんや昔の彼女、職場の先輩、彼らへ送ったメッセージ、ツンときました。「大変よくできました」は、何度も何度も読み返してしまった。
伊坂作品だから、いったいどこにどんな登場人物がいるか気になったけど、コンプリートしてないから気付けない。
posted by じゃじゃまま at 17:25| 神奈川 曇り| Comment(15) | TrackBack(9) | 伊坂幸太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。この作品に関しては、リンクしていたのでしょうか?
私もコンプリートではないのですが、かなり読んでいます。
それでも、あんまり気が付きませんでしたが(苦笑)
Posted by ゆう at 2008年04月22日 19:46
こんばんは。
大きな組織の恐ろしさを感じました。
色んな人の色んな言葉がすごく印象的。
毎回、さすが伊坂さんって思うんですよね。
そういえばリンク、わかりませんでした。
あったのかな?
Posted by なな at 2008年04月22日 21:05
ほんとうにテンポがよくてスリリングな物語でした。
青柳雅晴と一緒に逃げている気分!
彼を応援する人たちとの通い合いにもじんとさせられました。
Posted by ふらっと at 2008年04月22日 21:39
一般人が知る情報って、ほとんどはマスメディア。そのメディアが一方向の情報を流したら、こんなことになるんでしょうね。
見てる自分らは、それに対して疑問を持たないし。
怖いですねぇ…

でも、ちゃんと信じてる仲間もいた。
同じく、ツンとしちゃいました!
Posted by じゅずじ at 2008年04月22日 22:20
ゆうさんへ
伊坂作品は、お、こんなところに?ってリンクがあるらしいので、入院患者黒澤さんかと思いましたよ。(笑)
あと語られる過去の事件や出来事があるたびに、リンクか?とか。でもまだまだ未読の方が多いので、気付けません。

ななさんへ
なぜ彼だったのでしょうかね。
後輩が「青柳先輩」って合図送ってるのに気付かずにいるところとか、もうハラハラいらいらしちゃいました。
結局のところ、なんとか小梅?でしたっけ?近づいてきた女の子。あの子もグルだったわけで?

ふらっとさんへ
青柳君は頑張りましたよね〜!!
それにここが窮地ってときには、味方になってくれる人が現れたりして、狙われた不運の中に小さな幸運があって、悪運が強いって言うんですか?こういうのは。
Posted by じゃじゃまま at 2008年04月22日 22:20
じゅずじさんへ
青柳君には、ここぞっていうときに味方が現れて、そうでなくちゃただの悲劇ですもんね。
キルオもそうだし、樋口さんも、岩崎先輩も、森田君も、カズも・・・社長も、ああ、どんどん名前出ますよ。すごいな、信じられたり、真実を見抜く力があるって。
お父さんにも泣けましたね。
Posted by じゃじゃまま at 2008年04月22日 22:24
誰が何のために、どういう理由でって考えると、とっても怖くなりますよね。
必死に逃げる青柳の脳裏に浮かぶ思い出の風景が、
あたたかく輝いているように見えました。
Posted by 藍色 at 2008年04月23日 02:13
これはがっつり読めましたね。
宅配便の運転手だった頃の知識をいかした逃げは、わくわくドキドキでした。
それに主人公の無実を信じる協力者の存在もじーんときました。
でもやはり一番ぐっとくるのは親父っすね。
Posted by しんちゃん at 2008年04月23日 13:44
青柳君、うまく逃げてって思いながら読んでました。
味方になってくれる人が登場するとほっとしました。
Posted by at 2008年04月23日 19:38
これはホント夢中になって読んじゃいますね〜。そして先が気になってラストを読みたくなっちゃう。私はなんとか必死に我慢したんですけど、辛かったです(^_^;)
青柳の周りの繋がりがあったかくて、じんわり感動してしまいました。
Posted by エビノート at 2008年04月23日 21:55
藍色さんへ
なぜ首相は暗殺されたのか、一番大きな事件のはずの真相や犯人は触れずに、青柳青年だけに焦点当ててましたね。この話は、焦点変えれば何通りもの小説書けそうですよね。

しんちゃんへ
20年後が書かれるまでは、ずっと青柳青年が犯人だと思ってたので、インタビューでお父さんが息子を信じてるところとか、なんなんだよ、って思ってたけど、そういうことなんですよね〜。納得で感動。

花さんへ
轟社長や元彼女、元先輩、肉親たくさんの味方がいたけど、どこかの駐車場で密告されちゃうかな?ってハラハラした不良の少年たちにも、ほっとさせられました。

エビノートさんへ
でへ。私は我慢できなくて邪道なことをしてしまいました〜〜〜。
もう無実だと分かって読んでしまうと、心配で心配で、堪え切れなかったです〜。
Posted by じゃじゃまま at 2008年04月23日 22:23
こんばんは。
コメント遅くなってすみません<(_ _)>

こういう「追われ系」は大の苦手なのにもかかわらず、ページをめくる手が止まりませんでした。
本屋大賞受賞も納得の超大作でしたね。
映像化も待ち遠しいです♪
Posted by まみみ at 2008年04月24日 20:08
まみみさんへ
映像化されるのですか?
でも、されたらいいなと思っていたので、考えることはみんな同じなんですね。(^^)
ってことは、20年後の筆者の正体も分かりますね。
Posted by じゃじゃまま at 2008年04月26日 20:18
こんばんは。私も先が気になって気になって、何度飛ばして結末を読んでしまおうと思ったことか。それでも必死で我慢して久々の伊坂さんの長編、期待通りに楽しませていただきました。伏線の張り方も見事だし、結構ぐっとくる言葉も沢山描かれていて、その辺もさすが伊坂さん!という感じでした。
20年後を描いた章は、読み終わった後に再読。本当上手さが光った作品でしたね。
Posted by masako at 2008年06月07日 23:25
masakoさんへ
お見事でしたね〜〜〜。よくぞ逃げ切りましたね。もちろんその時その時で、窮地に立たされながらも信じてくれる人がいたからですけど。
20年後の著者は、そういうことなんですよね。はっきり誰か言って〜〜〜っ!って気分です。(笑)
Posted by じゃじゃまま at 2008年06月07日 23:52
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