なんだかにんまり、じんわり、ベタベタ〜〜〜。
勝手に、阪急電車にまつわるエピソードのつまったエッセイかと思ってた。エッセイは読まない主義なので、失敗したかな〜と思ってたら、それぞれの駅にまつわる人々の連作短編集だった。
偶然、図書館で見かける女性と、偶然、電車で遭遇した男性。それが恋に発展して・・・。
5年間付き合って結婚間近だった恋人を、友だち面した女に寝取られて、結婚式に討ち入りした祥子。
暴力的なボーイフレンドなのに、顔色伺いながら付き合ってるミサ。
今日もまたちょっとしたことなのに、ちょっとしたことで終わらず大ケンカしてしまった。やだやだ、と思いながらも決心できないでいる。そんなミサに・・・。
孫娘と電車に乗ろうとして、恋が始まりそうなカップルをホームで見かけ、車内では元恋人の結婚式に討ち入りしてきた祥子に、励ましの言葉を投げかけ、くだらない男と付き合ってるミサには、背中を押す一言をつぶやくおばあちゃん。
漢字も読めないおバカな社会人と付き合っている女子高生のえっちゃん。
えっちゃんが行きたかった大学に通ってる、美帆と圭一。偶然同じ電車で知り合い、話してるうちに、初対面なのに、意気投合して恋が始まった二人。お互い異性を付き合うのは初心者で、すごく微笑ましい。
えっちゃんは、お似合いの二人を見て、少し羨ましいけど、でも漢字が読めなくても、おバカでも、えっちゃんを想ってくれる想いは誰にも負けない、そんな彼氏が一番大事だと思う。
主な登場人物は彼らだけど、電車に乗って、誰かと縁してる。赤の他人だと思ってたら、同じ電車に乗り合わせたことにより、どこかで繋がってたり。
主だった彼らの後ろで、通りすがり的に登場して、見えないところで今後関わってくるのかなと思わせる、そんな存在のミサの友人の兄も捨てがたい。
祥子が出会った、小学生の女の子軍団。意地悪する側とされる側。
なんだか、意地悪されても凛としてる小学生のショウコちゃんに、泣かされてしまった。祥子が言う「あなたみたいな子はこれからも損をする」って言葉に、ツンときた。
うるさいおばさん連中との付き合いに、辟易してる女性にも共感してしまって、うん、あれもよかったな。
でもやっぱり、美帆ちゃんと圭一のベタベタぶりでしょう〜。
もちろんえっちゃんと社会人の彼氏も、かなりでしたが。
なんか、20年前に戻りたくなってしまったよ。
【有川浩の最新記事】



えっちゃんと彼のべたべたぶりが一番羨ましかったですね(笑)
「絹」笑えました。いいよねぇ、このエピソード(笑)
こんな作品なら何冊でもOKです!!
いろんなカップルの様子を読んで、暖かな気持ちにさせてもらえました。
えっちゃんと彼氏もよかったですが、ミサの、友人の兄とのその後も気になります。
出てほしいですねぇ。
みんなのその後がとても気になります。
阪急電車に乗ってみたくなりました。
変てこな設定のないストレートな作品でしたね。
これって有川さんの新境地なのかも。
顔見せの前半、折り返して成長という構成がキラリでした。
電車の中でえっちゃんの「絹」話を聞いたら
きっとこらえきれずふき出しちゃうと思います。
数ヵ月後の復路でそれぞれの「あれから…」が見れてお徳な気分でした。
短い出会いの繋がりがじんわり温かでした。
漢字が読めなくても好きな人を大切にする。一番大事なことを知っているえっちゃんの彼氏は素敵でしたね。
前半の小林駅で翔子が買い物などのため駅周辺を探索した時間と
仁川駅でミサがホームに滞在した時間の差が大きすぎて矛盾してませんかね?
2人は同じ電車(おばあさんと孫娘が乗っていた)から降り、同じ電車(女子高生集団が乗車)に乗り込んだはずでは?
どなたか教えていただけませんか?
も〜〜、有川さんの書く恋愛中の男子のセリフって、ある意味女性の理想ですよね〜!こんな風に言われて大事にされちゃったら、天国です。(笑)
藍色さんへ
あ!私もです!!なんとなく友人のお兄さんがミサのこと気になってるような雰囲気だったので、書かれてないけど、この物語の延長線上には、そういう展開かもしれないですよね。あくまでも想像と希望ですが。
ふらっとさんへ
有川さんは、私はまだまだ若葉マークなのですが、続編を書くような作家さんですか?
確かに「海の底」と「くじらの彼」は繋がってたりするので期待できますかね?
これだけ登場人物がいたら、長編で書くとしたら誰がメイン?やっぱり祥子かな〜?
しんちゃんへ
阪急電車の彼ら、このままこれっきりだったら寂しいですよね。
有川さんは、自衛隊3部作とこれしか読んでいないので、早く図書館シリーズに着手したいです。
ななさんへ
「あれから」って最近、すごく重要な位置にいる展開ですよね。思い返すと、たくさんの作品の「あれから」が気になっていて、こんな風になっていて欲しいな、って想像するのも読書の意義ですよね〜。
彼らの「あれから」の、「それから」気になりますね。
雪芽さんへ
えっちゃんの彼氏は、女性の理想の彼氏像ですね。あ、漢字読めないのはあまり褒められませんが。(笑)有川さんの描くカップルは、ちょっと恥ずかしいけど、当事者だったら幸せでしょうね。
たまねぎさんへ
えっちゃんと彼氏、圭一とゴンちゃん、羨ましいですよね〜。あっさりしてたのに、この充実感ったら。(笑)通学のときは、それなりに気を使ってたけど、社会人になってからの電車内で出会いなんて、ないない。(苦笑)
そもそも毎朝眠くて不機嫌の中なのに、そんな私を見て好きになる人なんてありえな〜い。(爆)
ハッスルさんへ
阪急電車をまったく知らないので、なにも考えずに読んでました。じっくりと読み返して、時間を追っていかないと私には無理です〜。(苦笑)
温かい気持ちになれて、こういうお話大好きです。
ほのぼのしてて、思わずほっくり幸せな気持ちになっちゃいますよね。
だんだん寒くなってきて、こういう本読みながら暖かくなりたいですね。