大学時代の仲間が死んだ。真吾の葬儀出るために二十数年ぶりに集まった、大、淳平、ヒトシ、ワリョウ。
それぞれの日常へ戻るべく空港へ向かう途中、淳平が「俺は死ぬ」と言い出す。大事な仲間を失った今、ここでまた仲間を失うのか、と残った友人たちは自殺を止めさせる為に、車で金沢→茨城→東京へとロングドライブへと淳平を誘う。
彼らの大学時代の思い出。大の実家の離れでの共同生活。淳平の人生を変えた一人の女性、茜との出会いと別れ。茜の妹である裕美子と真吾の結婚。
自殺の本当の理由とは。茜と、彼らの間になにがあったのか。
彼らの過去の話はすごく興味深くて、ところどころに謎があり、茜はどんな存在で、そして、茜の過去になにがあって、彼らはなにをしたの?とミステリ小説だったんだけど、最後の最後で、サプライズだった。
それは、読み終えて時間が経てば経つほどに、なんか胸にズ〜ンと来るような真実だった。なるほど、そうか、へ〜、って。隠されてきた関係が、後から、重い意味に思えてきて。
ラストの3ページ強は、よかったな。突然曲調がアップテンポに変わったような明るさがあって、嬉しくなって何度か読み返してしまった。なんってこともない、大の既婚者になったのと、淳平の新たな生活が、でも嬉しかった。
ただ、茜の過去が、ちょっと陳腐だったかな〜。彼らがしたこともなんか中途半端なような。そうは思ったけど、ラストで、本当の真実を知ってしまったら、そんな陳腐なこともメインじゃないからいっか、と見逃すことにした。



最後の最後のサプライズ、そうだったのか!?ってなかなか衝撃でした。
ラストはいい印象で読み終えられてよかったです。
だれにも想像できなかったことでしょう。
衝撃的だったけれど、なるほど・・・と思わせられもしました。
じゃじゃままさんがおっしゃるとおり
急にアップテンポな曲調に変わったようなラストシーンにはよかったですね。
読んでいるこちらもほっと肩の力を抜くことができました。
少し引っかかる部分はありましたけど、久しぶりに小路さんらしい作品だったと思いました。
若者たちの同居生活っていいなー、なんて憧れてみたり、友との絆に涙したりみたり。
こういう作品をまた読みたいです。
衝撃的でしたね、サプライズ。誰も想像できなかっていうか・・・。そういえばダイが、淳平と真吾が高校から一緒だったわりには二人でいる印象が薄い、みたいな発言があって、あれが真相分かってからじんわりきたんですよね〜。深い伏線だな〜って。茜さんのことは吹っ飛んでしまいました。(爆)
ふらっとさんへ
よくぞダイは気付きましたよね。
衝撃的な真相もそうですけど、芝居に気付かなかったら、最後淳平はどうするつもりだったんでしょうね。
ロングドライブから数ヵ月後の彼らが、現実に戻ったんだな〜って実感できてよかったですね。
しんちゃんへ
淳平と真吾のことですね、引っかかったのって。
あれくらいの衝撃がないと、ロングドライブまでにはならないですよね〜。
茜さんのことなんて吹っ飛んでしまいましたよ。
これがまた、茜さんにまとわりついてた中島(でしたっけね)が、まるで2時間ドラマの悪役ばりで・・・(爆)
結構後から来る衝撃でした。
最初は、そうだったのか、程度だったのが、だんだん、え〜、でもさ〜、そうなの?って風にじんわり浸透・・・。(苦笑)
茜さんにまとわりついてた中島とのエピソードが小説的でイマイチだったかな。
婚約者に何をしたの?と続きが気になる物語でしたね。
ラスト3ページ。それぞれのその後、楽しそうな感じが
すごくよかったのですが、
それでも真吾も茜ももういないんだな…って
寂しさも感じました。
過去にどんな辛いことがあっても、時間が経ってそれぞれの生活に戻っていったり、踏み出せたり、それが救いでしたね。
一緒にいた仲間がいなくなるって、そこだけぽっかり穴があいちゃいますよね。