2013年09月23日

夜の底は柔らかな幻 上下巻 恩田陸著。

《★★★》


なにかの続編か??
いきなり私は読んでしまった??
イロ、とかウラとか、ソクとか、在色者とか・・・。シリーズ物なのに、急に読んでしまったかのような疎外感、というか置いてけぼり感。
それとも、いつもの恩田ワールドか。

・・・にしては、案外物語嫌いじゃないのが自分でも不思議だった。

そこは日本なのに、途鎖国という閉ざされた地域。そこには、在色者とそうでない者たちがいるらしい。
在色者はなにやら力を持っていて、それをイロというらしいが、強力だと人を一瞬にして殺してしまえるらしい。
途鎖国には、イロを持つ者は入れない。

ソクっていうのは、聖域とされる山の中でイロを持つ人々の頂点に立つ人間らしい。

とまあ、読んでいくうちに、こうなのか、ああなのかと自分で推理しながら読んでいった。だって、どこにも説明がないんだもん。

もっとも残虐でソクになっている男、神山を狙って、聖域とされる山に踏み入む潜入捜査官の女、実邦。その昔、実邦によって片目を潰され、執拗に実邦を追い続ける入国管理官の葛城。
その山に隠されたあるモノを捜しあてようと、正体を隠し実邦たちに近づく連続殺人犯の男、青柳。

かつて途鎖で縁のあった彼らが、再びここで出会った時、予測不能の恩田ワールドが始まった。

最初は、「夢違」の姉妹編かと思ったんだけど。

やっぱり恩田氏らしいファンタジーだった。
だけど、案外好きだったのは、ちょっと残酷なファンタジーなんだけど、実は恋愛だった??って思っちゃった。

葛城に見初められ身の危険を感じた実邦は、自分の力を使って葛城の目を潰し、途鎖から逃げ出した。
そして神山と結婚したが、神山に利用されていただけだと知った実邦は、今や途鎖でもっとも残虐で強力なソクとなった元夫へ復讐するために、葛城のいる途鎖へと危険を承知で戻って来た。

しつこく、残虐に実邦を追いまわす葛城なんだけど、だんだんとその執拗さに、愛を感じ始めてしまったのは、私の勘違いじゃないよね。
もしかして、今でも好きなんじゃない?なんて乙女心がワクワクしてたら、案の定、ラストで、やっぱそうじゃんってにんまりしてしまった。
強引な感じがちょっといいよね、なんて思ったりもしたけど、だけど葛城のしてきたことは恐ろしいことで、にんまりしていいのかいけないのか微妙だけど。

でも恩田氏の物語で、男女の愛を感じたのは、私の中でははじめてかも。
それがあったから、案外この作品好きなんだよね。


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2012年05月10日

夢違 恩田陸著。

《★★★☆》

 
各地の小学校で謎の集団パニックが起きた。
人の夢を映像化しその「夢札」を分析する夢判断の研究者たちに、子供たちの夢を解析する依頼が来た。
もうこの世に存在するはずのない兄の元婚約者、結衣子の姿を目撃する研究者、浩章。
かつて結衣子に恋心を抱きつつ、結衣子の持つ能力に苦悩した浩章は、ある子供の夢の中に結衣子の存在を感じる。
なぜ、死んだはずの結衣子が少女の夢に?

そして子供たちが見る夢の中に現れる「何者か」は、かつての結衣子の夢の中に存在していた。
夢でつながる者たちの共通点は、過去に「夢札」を引いていたことなのか。

たびたび感じる結衣子の存在。結衣子の生存を匂わせる謎の男。

夢という無意識の中で繋がる世界。

ゾクゾクしながら読んだ。本気でぞっとして、トイレ行けなかったくらい。
・・・なんだけど〜、だんだん尻すぼみっていうか、展開のスリルがしぼんで、解釈は広がりすぎて、まとまらなくなってしまった。
人の夢が映像で見れる夢札、子供たちの集団パニック、結衣子の予知夢、すっごい材料はいいのに、最後の調味料で味付けちょっと失敗したような????
面白いテーマ同士が、互いの足を引っ張り合っちゃって、どっちも俺が一番ってね。

えっと、子供たちは結衣子の夢の中に行っちゃったの?
結衣子が植えてた鳥の足はいったいなんの意味があったの?

どうも私は最後の最後で理解できていないみたい。
浩章は結衣子の夢の中に行ってしまったのか。それとも結衣子は夢札を引いたことのある人間の無意識を通じてどこにでも現れることができるってことなのか。

こうして考えてみると、確かに面白いのにな。

posted by じゃじゃまま at 22:43| 神奈川 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | 恩田陸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月16日

六月の夜と昼のあわいに 恩田陸著。

≪★★≫
出たよ、恩田節。
なんというか、抽象的というのか、不思議な、不可解な物語の数々。
まあ、あんまり理解できたものはないけど、「Y字路の事件」は好きだった。
これで中編読みたいくらい。
過去と現在が交錯するY字路。
やはりなにかを感じる取るのか、プロの写真家などが集まるY字路。そこで起こった一つのある事件。

「約束の地」も、訳分からないわりに、3回も読み直してしまった。
これは天変地異か?それとも核攻撃か?
なにかの映画のラストシーンだけを見ている感じ。

「窯変・田久保順子」 類稀な才能を持って生まれてきた田久保順子。そして人類を救うはずだった。だが、彼女が生まれついてしまったのは、およそ田久保順子を育てるのは、不適切な家庭だった。
宇宙人云々はおいておいて、これはまだ分かる話だった。

「コンパートメントにて」 これもなにかの映画のワンシーンみたい。偶然同じ列車に乗り合わせた男女。女の罪、男の計画。この男女の前後が気になった。

あとは、かろうじてついていけたもの、さっぱりだったものも含めて、さほど印象にないかな。

posted by じゃじゃまま at 12:25| ☔| Comment(4) | TrackBack(1) | 恩田陸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月11日

訪問者 恩田陸著。

≪★★☆≫
ひっそりと建つ洋館に、次々に「訪問者」が現れる。
「訪問者に気をつけろ」と謎の手紙が送られ、記者を騙る弁護士、秘密がありそうな母子、変装を頼まれた青年。
誰も彼もが秘密を抱えていそうで、誰もが怪しい。
そして、洋館に住む一族。彼らも秘密を抱えていた。

すごく気になって、珍しくゾクゾクしながら読んでた。
まさか最後になって、これは舞台です、っていうのはナシだぞ、と思いつつも。
でもでも、最後になって、ますます困惑。
いったいどこからおかしくなったのだろう。
恩田氏ってよくあるよね、こういう戸惑い。こんなこと言ったらファンの方に怒られちゃうけど、きちんと納得のいくオチができないんなら、こういうミステリ勘弁してよね〜、とちょっと思ってしまった。
こういうモヤモヤっとしたラストがいいのよ〜っていうのならいいんだろうけど、わたし的には、え〜、ちゃんと考えて進めてた!?って思ってしまう。
もちろん恩田氏なので、ちゃんと考えてのラストなんだろうけどね。

まず。
愛華の存在。最初に千恵子が愛華の名前について毒のある発言したもんだから、私はてっきり澄子と、一族の誰かが関係してるのかと思ってた。
その後に続く発言も、愛華苑に足繁く通っていた男たちを責める発言だったから、澄子の存在と峠昌彦の母の存在がごっちゃになってしまった。
愛華の父親の話題にもなってたけど、確かに夫と昌彦はいないけど、澄子がいるんだから本人に確認すればいい話で、うっかりミステリのまま終わってしまったことが残念。

で、最大の謎は、やはり見知らぬ男の死。やっぱり無理があるよね〜、老人たちの話には。
これが恩田氏の持ち味なのか。でもかなり強引な気がする。
なにが真相なのか、考えれば考えるほど、無理!

posted by じゃじゃまま at 23:04| ☔| Comment(6) | TrackBack(3) | 恩田陸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月08日

ブラザー・サン シスター・ムーン 恩田陸著。

≪★★★≫
うん、恩田作品の中で苦手じゃない。
高校時代の同級生男女三人が、同じ大学に進み、共に過ごしたり、離れたり、そしてなにもなかった大学時代を振り返る。決して事件があるわけでもなく、淡々と話は進む。
これ、苦手な人は苦手かも。こんなとりとめのない物語、だからなに?って思うかもね。
でも私は思ったよりもさくさく読んでしまった。

記憶にあるタイトル、見たことはないけど、映画だよね。映画を見てないからなにがどう共通してるのか分からないけど、もしかして、響かない人には響かない、一見意味のなさそうなものの繋がりなのかな、と。

この物語は、第二部で戸崎衛が語る、
「大学生というのは、あまり停車駅のない長距離列車に乗っているようなもの」
これがすべてのような気がする。座席でうとうとしていても起されることはないし、まして乗り過ごしたとしてもね。
ずっとカードゲームに熱中していても構わない、そんな感じが大学時代。
私には共感できてしまったから、とりとめのない三人の思い出話、苦じゃなくて、懐かしさを持って読めてしまった。

そして第三部の、箱崎一が言う、
「『私たちは別れるために出会ったのね』」
そういう物語だったのだ。




posted by じゃじゃまま at 21:55| ☔| Comment(3) | TrackBack(2) | 恩田陸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月22日

きのうの世界 恩田陸著。

≪★★★≫
ある橋で男性の遺体が発見された。その男は、一年前に失踪した男だった。名前を変え、その町に住み、住民と接触しながらなにかを探しているように見えた男の目的とは?
町に古くからある塔の存在は?
男と接触した住民たちの視点、彼の痕跡を追う人物の視点、さまざまな視点から、男=市川吾郎=色川像と町の関わりが浮かび上がっていく。

町になにかありそうだな、と早く真相が知りたくて引き込まれた。
そのくせ、先に進むのが怖い気持ちもあり、ペースが出るまでに10日近く費やしてしまった。
まさか、これって住民の意識調査を目的としたなにかの実験じゃないよね〜、とか、盛り上がっていた気持ちが萎えてしまうようなオチだったり、ついていけない恩田ワールド全開だったら、という怖さ。

本当は塔や町、関わってきた一族の物語、もっとあってもいいと思うんだけど、不思議な感覚のままなのが、恩田氏か。

最後に男の視点で終わり、今まで読んできた物語が、ここから始まるんだな〜って思ったその感触、意外と好き。
あの弟はいらなかった気もするけど。



posted by じゃじゃまま at 10:50| ☔| Comment(13) | TrackBack(9) | 恩田陸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月19日

不連続の世界 恩田陸著。

≪★★★≫
なんとかついていけた。
多聞の身の回りで起こる不思議な出来事。それは説明がついたりつかなかったり。よく分からないけど、そういうことにしておきましょうか、みたいな。
彼が散歩する川べりの道で見かけるこもり男。70年代ハウスが見させる夢の話や川で見つかった男性の死体の真相、続きがあるのかと思ったら、「木守り男」で終わってた。

レコード会社のプロデューサーの多聞の耳に入ってきた、都市伝説。その歌を聞くと人が死ぬ。気になった多聞は噂の元になったある町へ向かい、ある人物と出会う。
あのテープの声は、安否情報が含まれているのではないか。
「悪魔を憐れむ歌」これも、また不思議な、でも後からぞ〜〜っと来る。


「幻影キネマ」では多聞が歳を取ってたことに気付いて、ちょっとびっくり。ミュージッククリップのロケで訪れた町。バンドメンバーの故郷でもあった。多聞はメンバーが浮かない顔をしていることに気付いていた。彼が思い込んでいるジンクスとは。
ちょっと怖かったんだよね、カメラマンの腕に切り傷があって、そこへ保が部屋から出ようとしていた終盤。
ホラーかよ?って思ったけど、これはちょっと納得。幼い頃に経験した恐怖と目にした出来事が原因の錯覚。

次の「砂丘ピクニック」では、多聞が結婚してることがさらっと一行書いてあって、またまたちょっと驚き。
目の前から砂丘が消える、人が消える、謎解きの話なんだけど、なるほどそういうことね、と思いつつ、話のメインじゃないくせに大きな役割をした、美術館での3人組はなにをしたの?

「夜明けのガスパール」で、多聞の結婚相手が分かって、でも行方不明なっていて、まさか多聞、あなた?って思っちゃったけど、多聞も悩み多き人だったのね。

多聞が成長してたのは、多聞主人公の「月の裏側」からこの中編まで10年の歳月があったため、多聞も歳を取ってたわけだ。
「月の裏側」・・・読んだような読んでないような。恩田作品は、よく分からないものも多いせいで、忘れちゃうことも多いんだよね。
ま、今回のは恩田文学を理解してないかもしれないけど、それなりに読めたからいいや。

posted by じゃじゃまま at 11:50| ☔| Comment(5) | TrackBack(3) | 恩田陸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月03日

いのちのパレード 恩田陸著。

≪★★★≫

★三つってつけすぎかな〜?恩田氏にしては、まあ、理解できたってことで。前もこんな感じの短編集なかったっけ?
ほら、冷凍みかんだかなんだか、いじったり溶けたりすると地球に異常が、って話。
短編だと、ついていける話と、訳わかんない話それぞれあるけど、短いだけにすぐに気分切り替えられるし。
さすが恩田氏だけあって、すべてすっきり理解できたわけじゃないけど、そんな中でも好きなのは、
「観光旅行」そこは伝説の村で、誰も確かな場所は知らない。誰かに言ってもいけない。そんな村へ観光旅行に出かけた夫婦の、結末。
後悔しても後の祭り的なラストが、ゾクッと後味悪くて、堪らない。

「当籤者」ロト7に当籤すると、お金がもらえるんじゃなくて、命をあげなきゃいけないらしい。まるで「バトルロワイヤル」的なスリルがこれまた堪らない。

「あなたの善良なる教え子より」この教え子は、私も好きなんだけどね〜。世の中には、是非ともいなくなってくれ、いない方が周囲のため、と思う人間もいるしね。恩師へ宛てた手紙は、多分そういう方向にいくだろうなと思ってたけど、この恩師、彼を助けたことを悔やむだろうか。

「SUGOROKU」は、恩田氏の作品に、「ロミオ〜がどうとか」って作品あったけど、なんだかそれを思い出した。あと、映画の「キューブ」閉じ込められた空間から無事脱出できることができるのだろうか。

まったく理解不能だったのは、「スペインの苔」「走り続けよ、ひとすじの煙となるまで」。
なんとなく分かるものの、積極的には理解できなかったのが「蝶遣いと春、そして夏」「蛇と虹」「エンドマークまでご一緒に」「いのちのパレード」「夜想曲」。
結局、大半がイマイチだったってことなんだけど。
posted by じゃじゃまま at 18:28| ☔| Comment(9) | TrackBack(5) | 恩田陸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月24日

木洩れ日に泳ぐ魚 恩田陸著。

恩田氏にしては読みやすいというか分かりやすいというか、普通のお話でしたね。
あるカップルの別れの夜。一人の男の死についてお互いがお互いを疑っている。殺人なのか、犯人はあなたじゃないのか?
この二人、別れを決意したのに、真相は皮肉だったよね〜。

彼女の方の気持ちは、なんとなく分かってしまう。女って、禁断だからこそ燃え上がるのであって、そうじゃなければ、どうってことないんだよね。
皮肉なもんだ。
ただ、ここは恩田氏らしい締めくくり。結局、男の死はなんだったんだろう。真相は?その、後味というより余韻の存在が、なんとも・・・。

恩田氏にしては珍しい恋愛ものを読んだって感じがした。



posted by じゃじゃまま at 15:46| Comment(7) | TrackBack(9) | 恩田陸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月17日

朝日のようにさわやかに 恩田陸著。

よかった。また恩田ワールドで置いてけぼりになるかと思ったけど、なんとかついて行けた。短編集だったんだね。
最初の「水晶の夜、翡翠の朝」はヨハンと憂理の名前見た瞬間にすぐに思い出せたのは幸運。ま、あんな非現実的、非日常的な、不思議で本当かよ!?的な学校の物語、忘れられないけどね。
でも実際は、本家本元の彼らの物語ほぼ忘れてますが。
14編の短編、ショート・ショートで形成されたこの「朝日のようにさわやかに」だけど、好きなのは4つかな。
「水晶の夜、翡翠の朝」は物語として出来上がってたし、面白かった。一体学園でなにが起こっているのか、ヨハンの冷徹さも格好いいじゃん。

「あなたと夜と音楽と」は推理小説?ミステリ?なにげなく語られてた公園で起きた殺人事件。ラジオのパーソナリティと被害者が結び付けられていく会話にドギマギした。

「冷凍みかん」ワクワクしちゃう。私ならちょっといじってみたくなる衝動に駆られそうだけど。溶かした後、ひびいれちゃったりとか。こういう人間には持たせちゃいけないいけない。

「卒業」は、これまた私の大好きな話。これが映画だったら堪らない。ホラーは嫌いだけど、変な化け物が出てきたり、追われたりするのは大好きなんだ。まさに私好みの短編で、短いのが玉にキズ。
他はいろいろ不可解、不気味なお話ありましたが、全部は書けないので、これにて。
ただ恩田氏にしては、読者もついていける作品で一安心。いつもドキドキなんだよね〜、今度はなに?って。

posted by じゃじゃまま at 15:29| Comment(10) | TrackBack(7) | 恩田陸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月23日

中庭の出来事 恩田陸著。

まったく、やられました!っていうか、これって作者の自己満足の世界だよね〜、また置いてけぼり。恩田氏の頭の中って自分だけで完結しちゃってるんじゃないの?これはもう完全に八つ当たりだけどさっ!
理解できた人がいたら、すっごいし、それにきっとその人も人とは絶対に違う思考回路をしているに違いない!(これも八つ当たり&ひがみですが)

で、結局なによ?全部作り話?演劇の話って分かった瞬間に、まさか「チョコレートコスモス」関係してるの?あれはわりと好きな派と苦手な派に分かれて、好きな派も多かったからそれで気を良くしちゃって、また書いた??なんてブツブツ、本当にブツブツ文句言いながら読みました。
途中、もういっかな、止めても。と思ったけど、一応どんなオチなのか知りたくて、読みました。

でも分からなかった。神谷って前も出てた?誰だっけ?
なにが現実でなにが脚本なの?いい加減に読んでたツケで、さっぱり。かといってもう一度読むのも面倒だし。
教えて〜〜〜〜〜〜〜〜っ!恩田さん!
ひどいよ、私の気持ち・・・こんなんじゃ。
posted by じゃじゃまま at 08:50| Comment(11) | TrackBack(4) | 恩田陸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月15日

チョコレートコスモス 恩田陸著。

いやぁ〜、冒頭はSFのお話かと思った。
内容も知らず、ただ恩田氏の新作だ!と思って読んでみたけど、一体なに色の本なのか非常に不安だった。
恩田ワールドいっぱいだと、置いてけぼりになること多いし、本当恩田氏の頭の中覗いて見たい!いや、目の前で恩田氏に解説頼む!!と何度思ったことか。

えっと、これはいわゆる「黒と茶の幻想」系??って、それすらちょっと忘れてるけど、結構まともな人間相関図っぽい話。
でも実際、私はこの作品、半分以上進むまで全然入り込めなかった。これならいつものよくわかんない恩田ワールドの方が興味は湧くかも!?と勝手なことを思ったくらい。
私が本当に興味を持って読み始めたのは、響子が例のオーディションに候補すら上がらなかったことにショックを受けて行動に出る辺りくらいから。

で、なんだったの?いいたかったことは。
これが他の作家だったらきっと疑問に思わなかっただろうけど、恩田氏だと、なにか裏があったり、どこか意理解不能だったり、ひねりがないと逆に拍子抜けなのか、物足りないっていうか。
面白かった!という評価見ていたので、結局私が恩田氏についていってないだけかもしれないけど。

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[タイトル] チョコレートコスモス
[著者] 恩田 陸
[種類] 単行本
[発売日] 2006-03-15
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2006年04月01日

エンド・ゲーム 恩田陸著。

一気に読んでしまった。子どもの習い事待ってる最中に夢中で読んでしまった。でもおバカな私は、「蒲公英草紙」や「光の帝国」を読んでいるにも関わらず、忘れてるんだよね、「裏返す」ってなんだったっけ?
常野の持つ力って一体どういうのだっけ?って。

物語の終盤までは一応話しについていけてたし、理解もしてたつもりなんだけど、終盤でなにがなんだか分からなくなっちゃったよ。
完璧に理解してる人、カモ〜〜ン!の心境。

父親が失踪して、母娘は「あれ」に裏返されることに怯えながら暮らしてた。ある日母が「裏返され」て、時子は一人で闘うことに。
あの薬局のおばあさんたちは、母を包んで、父をも包んで、火浦が現れて助けてくれるのかと思ったら、ちょっと違って。

実は母は「あれ」の側で、でももう彼らは既に同化していて、闘いにはもう意味はなくて、火浦は洗濯したけど、実は今までの物語は、母のおばあちゃんが与えたもので・・・ってもう今の私にはさっぱり分からなくなってる。
だから一体なんだったの?????

誰か分かりやすく、簡潔にして。恩田氏は、いっつも自分のワールドで完結してるよな〜〜。ついていけない私がお間抜けなだけなのか。

満足したのは、火浦が時子を愛してること。なんかそれだけで、よかったな、って思えるから、いっか。

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[著者] 恩田 陸
[種類] 単行本
[発売日] 2005-12
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2006年02月09日

ネクロポリス 恩田陸著。

いやぁ〜、そういうことね。またまた恩田ワールドで理解不能だったらどうしようかと、読む前から不安だったけど・・・ワールドはワールドだけど、まだマシ。
まったく恩田氏の頭の中ってどうなってるんだろう?すごいな〜、作り話で完璧に世界観が出来上がっちゃってる感じ。

私なら作り話でもあそこまでとことん完璧に書き上げられないな。(作家じゃないけど)
きっとまだまだ書きたいことありそう。そのうち、今度は他の誰かが主役になって、別の視点から見たアナザー・ヒルが描かれるんじゃないの?

あの双子の兄弟の影だけってのも不気味だし、それを押さえ込む力ってのもナゾだし、結構いろいろ複雑。
ミステリとサスペンスとホラーが混ざってる気がする。本当に恩田氏って好きだよね、独特のワールドが。
最初はなんのことだか分からなかったけど、だんだんジュンと同じように、そういうものか、と「お客さん」を受け入れちゃってる自分もいた。

ラストはとっとと仕上げに入りました!って感じで、よく分からないまま終わっちゃったけど、この物語は、そのラストにいくまでが面白くて、惹きこまれました。



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ネクロポリス
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2006年01月28日

蒲公英草紙 恩田陸著。

いや〜〜、常野ね!!!
あったね、前作に。もう忘れちゃったよ。「しまう」って何だっけ??ちょっと思い出せないと、感想なんてないよ。

だけど、常野の人たちが来なくても、槇村のお屋敷の人々と、峰子との関わりだけでも、それだけでも十分感動したかも。
昭和の前の時代のお話だよね。前の前かな。(ちと歴史弱いんで)

個人的には、峰子と槇村の次男坊の廣隆様との淡い初恋が成就してくれたらな〜、と。身分が違うのかな、それとも心変わりしちゃったのかな。
廣隆は、槇村の家を背負って立つ者だから、淡い想いは封印して、政治の世界に行ってしまったのかな。

ああ、できればそこに焦点当てて書いて欲しい。

でも常野の人たち、なんだっけな〜〜。ま、それがなけりゃ聡子様の最期のあの感動話はなくなっちゃうわけだけどもね。

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蒲公英草紙―常野物語
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2006年01月25日

ユージニア 恩田陸著。

恩田作品は一通り読むことにしてるんですけど、これどういった本なのか読む前に調べました。いろんな人のHP覗いて、期待は膨らみ一気に読みました。

多分、いろんな人のHPを覗いてなければ、おお〜、複雑だけどドキドキしちゃった〜〜、で終わってた気もするんだけど、覗いてたおかげで、気付いちゃったよ。
動機がイマイチだってことに。で、私には結局犯人誰だったか分からなかったんだけど。

恩田作品にはありがちな、フランス映画の終わり方のような余韻なんだけど、でも醒めた気持ちで考えると、「結局なんだったのさ」って。

で、犯人は誰だったの????刑事の勘の通り緋沙子?
百日紅とかさるすべりとか、ひゃくにちこう、だとかさっぱりだよ〜。彼女、とか私とか、一体誰が喋ってんだか、ラストはいよいよ真相!!ってとこだったのに、やっぱり分からない〜。

恩田ワールドでよっぽど頭の回転早くないと理解できなくないですかね?「夜のピクニック」はこんな私でも理解できてよかったけど・・・「ユージニア」はまともに理解しようとすると頭パンクします。

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ユージニア
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