2009年02月11日

ヒトリシズカ 誉田哲也著。

≪★★★★≫

静加という少女が関わった事件、そして静加に関わった警察官やその関係者。
少女の犯した罪を、どうにかしようと思っているうちに、少女は消えた。深い闇の中に。

本当に、深い深い闇の中に消えた。
連作短編集だったけど、静加が闇に消えた事件、その後の事件、そして恐らく最初に犯したであろう事件、私としてはここまでだったら五つ星だったんだけど、最後の「独静加」が切なすぎて、五つに出来なかった。でも、これを語らずに、静加の人生は終われないんだよね。

「闇一重」で悪い男に引っかかって、だからあそこまで「蛍蜘蛛」で悪女になれたのかなって思ってたけど、知れば知るほど、静加という少女の抱えてる底知れない闇に恐怖してしまう。

最後の「独静加」では、あそこまで悪女だった静加が、その後十数年後に迎える結末。この余韻は、誉田氏だね!「ソウルケイジ」と一緒!
どうしてそこまで寂しい人生じゃなきゃいけなかったんだろう。

最初に見逃したことが、こんなに裏目に出てしまうなんて、皮肉だ。

posted by じゃじゃまま at 22:58| ☀| Comment(4) | TrackBack(3) | 誉田哲也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月11日

武士道セブンティーン 誉田哲也著。

≪★★★≫

「武士道シックスティーン」の続編。前作は、早苗と香織の別れで終わり、今回は二人の横浜と福岡と離れてしまった二人の、その後の話。
小さい頃から剣道を始め、常に勝ちにこだわる武者の香織と、勝ちよりも剣道の立ち居振る舞いに惹かれ、そのくせ天性のセンスで、あの香織を負かしてしまった。
そんな二人が出会い、香織の勝気で人を寄せ付けない性格と、早苗の人懐こい人柄が、お互いにないものを認めて、敵同士?から友情のような同志になっていった前作。

今回は、二人が離れ離れになるところからで、早苗は福岡で剣道の強豪校に入り、勝つためには手段を選ばず、武士道ではなくスポーツとしての剣道をする福岡南高校に馴染めずにいた。
香織は相変わらず責めの剣道で、早苗の代わりに、中学からの持ち上がり組の美緒がひっついて離れない。
ここでもまた変な友情が繰り広げられてる。誉田氏の女性像は、なかなか分かってらっしゃって面白い。
ちゃんとそれぞれのキャラも出来てるし、ぼやきが笑える。

早苗が、福岡南で自分の剣道をいったんは見失い、取り戻すことを香織と接することで目覚める。
香織も、父が重傷を負い、その姿に武者と武士道の違いを悟る。
またもや二人の成長が、心地いいね〜〜。
早苗が、私の剣道は東松で!と戻ってくることを、嬉しいと思う反面、ちょっと安易ではないかい?と危惧していたら、やっぱりそこは誉田氏、分かってらっしゃる。

早苗は福岡南で続けるのか?それとも東京には戻ってくるけど、東松ではないところでやり直すのか。でも、きっと逃げに感じたからこそ、早苗は東松に戻ることを潔しとしなかったんだよね。

レナが早苗によって変わるところも見たかったけど、それをしちゃうと、甲子園とかさ、スポーツ常連校のやり方の否定になっちゃうし、難しいか。
早苗と香織は、別々の場所を歩いてるけど、それは同じ道の端っこと端っこ、ってまさしく!一緒でないのは寂しいけど、一緒にいることが友情の証明ではないし、離れてても影響しあう二人であるしね。

続編のそのまた続編ってあるのかな。レナとの対決もありそうだし。
ただシックスティーンに比べて、ちょっとノルのに時間かかった。福岡南の剣道部のシーンは、なんか退屈だった。
なので★三つ。

posted by じゃじゃまま at 10:07| ☔| Comment(6) | TrackBack(5) | 誉田哲也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月17日

シンメトリー 誉田哲也著。

≪★★★☆≫

姫シリーズの短編集。まさか姫で短編が出てくるとは。でもやっぱ姫は面白い。
「東京」 女子高生が屋上から転落死した。事故?自殺?それとも事件?

「過ぎた正義」 過去に少年犯罪で捕まった人間が死んでいる。これは誰かの意思か?玲子は今日もある目的のために川越少年刑務所を訪ねる。元刑事の失われた家族。そして、覚悟・・・。

「右では殴らない」 ある違法薬物によって死亡した疑いのある遺体が連続して発見される。浮かび上がる女子高生。意外な犯人。
自分の価値観がすべての常識と思い上がる女子高生に、玲子の鉄拳が飛ぶ。

「シンメトリー」 ある駅員のほのかな想い。目の前で彼女の笑顔が消えてしまった。たった一人の悪質ドライバーが原因で、あまりにも多くの命が消えてしまった。彼の復讐は?

「左から見た場合」 被害者はマジシャン。でも実は超能力者では?と囁かれている。もちろんそんなことは信じない玲子。
被害者の携帯に残っているある名前。その人物と被害者を結ぶ過去の出来事。そして死ぬ間際に携帯に残したメッセージとは?

「悪しき実」 マンションの一室で男性の遺体が発見された。通報した女性は行方不明。当然身柄を追うことになる。
玲子は、女性の想い、男性の過去に気付く。いつかこの関連は長編になるか?

「手紙」 過去に逮捕した女性から出所の知らせを受け、会いに行く玲子。彼女は赦され、そして初めて後悔し、償う。
そんな彼女を見て、玲子はますます刑事になっていくのではないだろうか。

どれもこれもよかったけど、「悪しき実」が好き。ちょっとベタかもしれないけど、こんな風に想い想われるのって憧れない?
しかも一匹狼風に人物に、女性は弱いのよね〜。
いつか玲子は、二人を追い込んだ奴らと対決するんじゃないかと思うんだけど。

やっぱり姫シリーズは長編がいいね!
posted by じゃじゃまま at 23:11| ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 誉田哲也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月16日

国境事変 誉田哲也著。

う〜ん、微妙。どうも私は東が好きじゃないらしい。読んでる間、ずっと東に否定的な見方してた気がする。
東とは、「ジウ」シリーズのあの東だね。ほんの1行くらい美咲のこと、女刑事って言い方で出てきたけど、まったくジウの頃の二人の様子は窺えなかった。
そうそう、「ジウ」では美咲嫌いだったし、そもそも2で個人的には「ジウ」に訣別してたから、その東が出てきても・・・評価は微妙なのだ。

公安がマークしてた会社の社長が何者かに拷問を受けて殺害された。その社長の弟は、公安がスパイにしていた。
警察と公安、両方で弟に接触、一方は殺人事件、一方は北朝鮮への不正送金の監視、どこかで必ずぶつかる。おまけに弟には第三者の接触も確認できて、いったいなにが起こってるのか。

正直、ゴチャゴチャしてしまって、終章がなければ、適当に読み終わってたかも。
どうもね〜、やっぱり東が好きじゃないから、辛口。
同じ作家さんなのに、姫シリーズは好きなんだよね〜。

posted by じゃじゃまま at 17:21| Comment(4) | TrackBack(4) | 誉田哲也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月08日

ジウ(3)新世界秩序 誉田哲也著。

はいはい、やっとジウシリーズ終わったよ。
ジウは1は面白かったのに、2で、理解不能の世界に行っちゃって、3で多少世界が戻ってきたような気がするけど、でもやっぱ2で遠くに行き過ぎちゃったので、なんか今さらね〜って感じ。

ま、ストーリー的には理解できたので、よかったけど。
基子が憐れで切ないよね。美咲と基子じゃ、この先の人生が違いすぎ。
美咲の、わざとじゃないんだろうけど、いい子ちゃんぶりも私は好きじゃないし、多分友だちだったら、内心で美咲のこと(やな女)とか思っちゃいそう。
歌舞伎町があんなになったら怖いよね〜。でも、新世界秩序の望んでることって滑稽なくらいありえなさすぎで、一体私は誰の作品を読んでるのか、途中で分からなくなっちゃった。
posted by じゃじゃまま at 13:57| Comment(3) | TrackBack(2) | 誉田哲也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月09日

武士道シックスティーン 誉田哲也著。

≪★★★★★≫
誉田氏の青春ストーリー、私には初めてだった。でも今までの作品の中でも言い回しが女性的だったり、面白かったりしたので、ミステリでもサスペンスでもない青春物、確かに書けそうだもんね。
二人の少女剣士の物語。一人は凄腕(笑)で、常に勝敗にこだわり、相手に勝つこと、周りはすべて敵!と頑なな少女、香織。
もう一人は、それまで日本舞踊をしていて部活に日舞がなかったからそんじゃってんで剣道を選んだだけの早苗。でも素質は充分、まるで岡ひろみだね!

この二人が、互いに自分にないものを相手から吸収し、成長していくって話だね。少年ならよくあるけど、少女ってのは小説で珍しい?

勝ちにこだわり香織が、いつしかなんのために?勝ってどうするんだ?と迷いが生じる辺りも別段長くページを割いてるわけじゃないのに、丁寧で、理解できた。
そして、香織がなにに勝ちたいと思っているのかも。

なぜか泣けたんだよね。香織が夜の公園でどうしてあの時「つらい」って言わなかったのかな、って呟くシーン。
あの、勝つことがすべてでいつも苛立っていた香織が、初めて年齢にふさわしい女の子に戻った瞬間だった。
父と娘の間に生じた誤解、いいじゃん、誉田さん!私は泣いたよ。

香織と早苗の友情も、再会するシーンは上出来。
そうだった、うちの家系も剣道やってた人口少々存在してて、高校時代母に「剣道やれば?」って言われたんだった。で、見学に行ったらこれがもう怖くて怖くて。上級生が顧問にこてんぱんにやられてて泣いてるんだもん。

剣道とか武道って簡単に、礼儀と精神の世界に憧れて子どもにさせようと思う人多いけど、簡単なもんじゃないね。親のそれなりの理解とやる方も好きじゃないと、無理矢理で続けられるもんじゃないな。
ちょうど息子に剣道・・・なんて想像してたけど、ちょっとやめときます。

「武士道シックスティーン」家族の物語でもあり、友情物でもあり、青春そのものだった。これも買い、かな。


posted by じゃじゃまま at 12:27| Comment(11) | TrackBack(6) | 誉田哲也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月07日

ソウルケイジ 誉田哲也著。

面白かったよ!!絶対続きが読みたかったから「ストロベリーナイト」の姫川刑事が出てきた瞬間、もう、やった〜〜!!ってガッツポーズ!「ストロベリーナイト」のグロっぽさにげんなりしながらも、ゾクゾクしたあの感じ、が堪らない人ならば、今作もイケるね!

「月光」ははっきりいって男の欲望むき出し小説でいただけなかったけど、姫川シリーズはこれからも書いて欲しいですね。
ネタバレしちゃいかん・・・いかんけど、でも書きたい!

保険金目当ての自殺・事故。耕介の父は、貧しさゆえに借金をしてしまい返済のために事故に見せかけて自殺させられる。そしてそれを見届けた男、高岡。
彼もまた失った息子を思い、耕介を限りない父性で守り続ける。
放置されていた車から見つかった手首。大量の血。耕介の父代わりの高岡が殺された?
高岡の過去、耕介と恋人の接点。どれもこれも引き込まれる。
そして、残酷で悲しい物語の息抜きで、姫川と菊田、井岡の関係はほっとさせられる。

誉田氏ってところどころ女性を、よく見てるよね。クレンジングを切らした姫川がローソンならファンケルが置いてあるか、と呟くところなんて、よく気付いたな〜と感心してしまった。
途中から、私は真相に気付いて、どうしたらあのからくりが出来たか、を考えてたんだけど、素人には無理だった。そして、できればハッピーな方向で終わってくれることを期待してたんだけど、甘かった。
高岡さん、切な〜〜〜〜〜い。
posted by じゃじゃまま at 10:28| Comment(7) | TrackBack(4) | 誉田哲也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月28日

アクセス 誉田哲也著。

ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作。この大賞といえば五十嵐貴久氏の「リカ」と黒武洋の「そして粛清の扉を」がダントツで面白い!
「アクセス」も今回初めて読んだけど、うんうん。いいんじゃない?携帯もネットも無料になるというプロバイダ。ただし友だちを登録させればようやく自分が無料になるという、いわゆるネズミ?
まさかそこにアクセスすることと、その後に起こる悪夢のような出来事が繋がってるとは、思わなかった。
それは当然説明のつかない世界。だってホラーだもん。

でもこういうの好きなんだよね〜。一番ゾクゾクしたのは、なんとかして契約を解約しようと学校に侵入した可奈子といとこの雪乃と同級生の翔矢。追ってくる喜多川。超超超怖い!!!!!
これがもしも映画だったら、一番の見せ場じゃないだろうか。
その前のオタクっぽい変態男の出現もかなり不気味だったけど、あの学校のシーンがゾクゾク度ナンバー1。

で、疑問は残るけどね。丸山はどこ行っちゃったの?肉体は?
親友の恋路を邪魔するような尚美と、あっちの世界で再会した尚美。可奈子はやたらと感激してたけど、そりゃ助けてもらってるけど、恋路を邪魔するような奴とは私は友だちではいられないけど。
肉体を取り戻すための作戦は、かなりよかったけど、ラストの雪乃の復活だけはちょっと疑問。
可奈子の選んだ道はそれでよかったのか?新たな苦悩があるだけじゃないの?やめときゃいいのに、とちょっと不満かな。

いわゆるホラー映画は嫌いだけど、小説のホラーサスペンスは好き。この大賞がなくなってしまって寂しいな。
posted by じゃじゃまま at 19:24| Comment(4) | TrackBack(2) | 誉田哲也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月12日

月光 誉田哲也著。

≪★★★≫

こういうの、ね〜〜〜〜。誉田氏っていかにも書きそうだよ。
一瞬、重松氏の「なぎさの媚薬」か?それともこの壊れ具合は垣根作品か?って思ったけど、そうだよ、誉田氏も、いかにも書きそうなタイプ。「ジウ」の時から、こういう作風は垣間見れてたもんね。
学校や妹からも憧れの存在の涼子。教師との不倫、それを知った同級生の恐喝、そして事故死。
真相を知りたい、その一心で妹結花は姉と同じ高校に進学する。
そして、姉がどうしても守りたかった、秘密にしたかったことを、知ってしまう。
そして犯罪者たちの結末。
ところどころが、スケベなんだよね。エッチというよりも。

香山と菅井に優劣つけて、どうにかしようと計算までする涼子って、清純なのか実は世慣れてるのか、分からないね。

ちょっと疑問なのは、香山って猿なんだよね〜。涼子も菅井は憎からず思っていたけど、香山は大嫌いだったんだよね。なのに、香山ってモデルになるくらいルックスはいいわけ?そんな風にはちょっと思えなかったけど。
羽田先生は、一体どんな結論を出したのだろう?

この作品って、お姉ちゃんは殺された、同級生に。どうして?なぜ?そして中身はスケベ、が決定事項で、あとの細かいとこは辻褄あわせ、って気がしてならなかった。全体的にまとまってない気がするんだよね。
涼子の事故死によって、涼子はどのように妹を守れると思っていたのだろう?事故死することによって終わる?それしか方法はなかった?
考え始めると、そうかな〜?と思えてしまうんだけど。


posted by じゃじゃまま at 10:11| Comment(7) | TrackBack(5) | 誉田哲也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月05日

ジウ2警視庁特殊急襲部隊 誉田哲也著。

微妙〜〜〜!!「ジウ」「ストロベリーナイト」でこれはイケる!と思った作家さんだったのに、ついていく自信なくしたかも。
「新世界秩序」ってなんだよ!おい。全っ然理解できないし、今回の話はどこにも入り込めなかった。
基子はどうなってしまうの?あっち側にいっちゃうの?美咲も今回は嫌いだな。基本的には「愛」のある話好きなんだけど、今の美咲は警察官というよりもただの恋する乙女になっちゃってて、うざい。

こっち側での被害者である少女も、なんだか基子と闘って死んじゃうし、おい!あの子誘拐事件の被害者で今行方不明中だよね?いいの?
この「ジウ2」は結局のところ1で幕開けて、3で完結(するの?)ための途中のお話なのかな。だからすべてが謎に包まれ、中途半端で、つまんなく感じたのかも。
さっぱりついていけないので、かなり飛ばし読み。

ジウではなく、ミヤジが主人公じゃん。内部にも裏切り者がいるのは分かりやすかったけど、【誰が、この展開を予想できたか?】って、そんなの知らないよ!
posted by じゃじゃまま at 10:15| Comment(2) | TrackBack(1) | 誉田哲也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月25日

ジウ 警視庁特殊班捜査係 誉田哲也著。

面白かったな〜!本当!
こういうハードボイルドっていうかアクションに走るのってエグかったり、形にばかり凝ってたりするんだけど、誉田氏の作品「ストロベリーナイト」しか他読んでないけど、なんか愛があるんだよね!
それがちょっとまたにんまり笑っちゃうような。

警視庁の【SIT】ってところに所属してる二人の女性捜査官。これがまた対照的。基子は男にも負けない、体力・捜査能力を備えていて、男性優位の警察社会でも常に闘いを挑んでるような女性。
対して美咲は、どちらかというと実に女性そのまんまで、人の心に反応するという点では基子に勝るけど、その他では捜査員としては基子に劣ってる。すぐに泣くし、男性に頼って甘えていたいような女性。

この二人が、ある同じ事件を立場は別にしながらも再会する。そして二人ともそれぞれ愛すべき男性を見つけてる。一方は殉職での別れ。一方は、気持ちを伝えないまますれ違う。
今後どのように展開していくのか、シリーズになってるようなので、楽しみ。それにジウの事件、結局主犯は逃亡してるので未解決のまま、多分第二第三の(いや、第三第四か?)の事件が起こるであろう。

ジウと基子の対決が見られそうだし、美咲と東の今後も知りたいし。
誉田氏、読破してみよう。

posted by じゃじゃまま at 20:43| Comment(4) | TrackBack(2) | 誉田哲也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月04日

ストロベリーナイト 誉田哲也著。

≪★★★★★≫
初めて誉田氏の作品読みました。
面白かったです。いや、途中ふざけてるのかと思いました。姫川の口調とかそれぞれのキャラクターが、これはコメディかパロディか?と思ってしまった。サスペンスというのをすっかり忘れてた。

それにいろんなクセのある登場人物、公安出身のガンテツ、すっごい嫌な奴だったのに、徐々にちょっと愛せる人物に。
これは意図的なことでいいのかな?書いてる最中に気が変わったんじゃないよね?
この作品には、なにか前作があるのでしょうか?そう思わせるような登場の仕方が井岡。その他随所にこれはシリーズなのかな〜?と感じてしまったけど。
読み応えはあり、もしシリーズなら是非読みたいくらい。

内容的には、結構恋の行く末を期待しちゃったり、とか微笑ましい部分もあるんだけど、やはり本業?はサスペンス。エグイというか、ちょっと吐き気の部分もあり。
いやだな〜、こういうの影響されてバカな真似するような奴出てきたら。
最後の方は、もしかしてこいつ怪しいかも?とドギマギしちゃった。最初から犯人当ては絶対に無理だけど、なにやら内部にいるのかも?ってところから疑心暗鬼になって、私が疑ったのは三人いて、その辺上手いかも。

別にそういう意図はないだろうけど?でもまず関わりとか、真相を最初から感じ取れる人はいないと思うし、結構最後の方までグングン引きこまれて、他の作品も読んでみます。


posted by じゃじゃまま at 21:43| Comment(8) | TrackBack(7) | 誉田哲也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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