2014年06月04日

ゼツメツ少年 重松清著。

《★★》

小説家のもとに、少年から謎の手紙が届く。「僕たちはゼツメツしてしまいます」少年2人、少女1人、生き延びるための旅が始まる―僕たちをセンセイの書いた『物語』の中に隠してほしいのです。ゼツメツ少年からの手紙は届きつづける。でも、彼らはいま、どこにいるのか。「大事なのは想像力です」手紙は繰り返す。やがて、ゼツメツ少年は、不思議な人物と次々に出会う。エミさん。ツカちゃん。ナイフさん。このひとたちは、いったい、誰―?
(「BOOK」データベースより)

レビューでは最高に評価の高いこの小説。
ですが、私は最初の方で挫折してしまいました。
いじめに遭ってる少年少女が、最後は死んでいるって内容をどこかで見てしまって、それだけでもう辛くて読めなかった。
もちろん、いろんな方のレビューでは、救いはないけれど、なにかが残る、是非読んで欲しい、って感想が多かったけど、なんだろう、今の状況できっと耐えられないと思ってしまった。

子供たちがいじめに遭ってるわけではないけど、なんだかね、重松氏の描く小中学生のいじめの物語は、本当にぐさっと来るから、立ち直れないくらい暗い気持ちになった物語もかつてあったから、今、読めなかった。
きっと読んでしまったら、同じ年頃の子どもを持つ自分が、怖いって思ってしまいそうで。

子供が成長したら読もうかな。
「きみの友だち」は最高によかったけど。

posted by じゃじゃまま at 20:01| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 重松清 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Qrosの女 誉田哲也著。

《★★★》

「週刊キンダイ」芸能記者の矢口慶太は、CMで話題沸騰中の美女「Qrosの女」の正体を探るが、核心に迫る情報を得られない。ようやくCMで彼女と共演した俳優・藤井涼介のネタを仕入れたので、先輩記者の栗山にサポートしてもらい、藤井の自宅を張り込む。すると「Qrosの女」とおぼしき人物を発見!それは偶然?それとも仕組まれた罠?芸能記者、ブラック・ジャーナリスト、そしてヤクザも!?ネット情報に踊らされながら、思惑が交錯し、驚愕の真相へ。  (「BOOK」データベースより)

誉田氏の新境地!みたいに言われてたけど、え?誉田氏らしいというか、こういうのも書けるよね、って。
グロいのも多いけど、案外、誉田氏はそんな中にも軽さを入れたりするし、青春モノも書くので、新境地っていうほどでもないと思ったけど。

そして、私は誉田氏のグロいのも好きなので、そっか、今回は軽いのか、と。
分かった!本紹介の帯が過剰に煽りすぎて、内容とマッチしてないんだ。だからちょっと腹立たしい感じの後味だったんだな。

謎の美女、それを追う記者たち。まあまあ、楽しめたかな。
ちょっと違和感の設定だったのは、矢口という契約記者。彼が主役なのかと思ったら、そうでもないし。
そして、この彼。政治の記者から芸能記者になったって設定なんだけど。それ要らない。
政治担当だったわりに、頭悪そうだし、しかも、嫌々芸能記者になったから芸能界ちんぷんかんぷんって、多分そのキャラを出したくて書いたんだろうけど、矢口のキャラからいって、芸能記者になりたくてなんとか契約記者にありつきました〜ってノリの方が合ってるんだもん。

まあまあ、ってとこで。

posted by じゃじゃまま at 19:51| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 誉田哲也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

血の轍 相場英雄著。

《★★★★》

命を賭した、刑事部と公安部の壮絶な覇権争い。
刑事たちを突き動かすのは、正義か、威信か、それとも本能か。

東京都内の公園で絞殺体が見つかった。被害者は元刑事。警視庁捜査一課の兎沢が調べると、被害者は殺される直前、パソコンのメモリーカードを知人に送っていた。兎沢はカードを追うが、入手寸前に邪魔が入る。立ちはだかるのは、かつて所轄時代に数々の事件を解決しながら兎沢に捜査のイロハを叩き込んだ公安部の志水だった。殺された元刑事は警視庁全体を揺るがす、ある事件の真相を掴んでいたのだ。事件を詳らかにしたい刑事部と、闇に葬り去りたい公安部の熾烈な争いが勃発し、兎沢と志水の絆が引き裂かれていく――。ベストセラー&ドラマ化『震える牛』を遥かに凌ぐ、大傑作警察小説の誕生!  (内容紹介より)

最近公安のドラマや小説を読むことがなぜか多い。
こんなに嫌悪感があるってことは、ドラマでも小説でも公安に対して好印象の描き方じゃないからなんだよね。決して私のせいじゃない、と思う。
と、先に言い訳をしておいて、本当に公安ってやなところだよね〜〜。

公安対刑事部の闘いって、いろんな作家さんが書いていて読んだけど、結局、公安の方が間違ってる(ような書き方をされてるよね)。
元SITだっけ?元警察OBが二人も殺されて、原因はある事件を退職後も追っていて掴んだ事実をもみ消そうと狙われてしまったわけだけど、ここでも公安が暗躍する。
もう腹立つくらい。

っていうか、公安が大事にしたいのは国家の威信であって、だけどね、そもそもの大元が間違った人選ならば、そんなものを信じさせられ、守られたって、こっちは嬉しくもなんともない。
間違った威信を守るためにいろいろやらかしてくれたけど、やっぱりあの副総監はとっとと自滅して欲しいし、今更国家の威信ったって、みんな、またか、やっぱりな、くらいしか思わないっていうのに。

それならいっそ崩れてから再編して欲しいくらいだよ。
この小説の通りなら。これ読んで、いい印象持つ人いないよね〜、公安に。

あの公安の曽野、その曽野に騙されて瞬きをしなくなってしまった志村。公安の動きのせいで愛娘を失ってしまった兎沢。まったくもって腹が立つ。
最後の最後で、志村は曽野に騙されていたことが分かった時、え〜〜〜ってショックだった。
なんだよ、なんだよ!!って。

正直、元警察OBが殺された事件を追って、公安と刑事部のバチバチの火花は、いったい、公安ってなにがしたいんだか、一般人には理解のできない理屈で嫌になりそうだったけど、兎沢の愛娘の墓前での、ラストシーンは、本当に救われた。

もう勝手にやってくれよ、っていう身勝手な争いだったけど、本当にあのラストシーン、あの数行で私はこの小説が好きになり、★が四つになった。
五つにしなかったのは、一般人からすると、そういう幕引きはどうでしょうって納得いかないから。

posted by じゃじゃまま at 19:39| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月31日

恋雨 柴田よしき著。

《★★★☆》

不倫の恋に破れ、仕事も失った茉莉緒は、偶然の出会いから、伸び悩んでいる若手俳優・雨森海のマネージャーに抜擢される。だが、その直後、撮影現場で殺人事件が発生し、海の関与が疑われる事態に。奔流のごとき芸能界で必死にもがく茉莉緒は、海を守り切ることができるのか。若手俳優を襲った“殺人スキャンダル”に新人マネージャーが立ち向かう傑作恋愛ミステリー!  (「BOOK」データベースより)

柴田氏らしいなと思った。
恋に破れ仕事も失った女性が、ふとしたことからモデル出身の俳優と出会い、そこからマネージャーとして再出発する。
芸能界に入ってみたら、担当タレントの海と、海をこの世界に引っ張った元マネージャーは恋仲であることを知らされ、海への恋心が芽生えていた茉莉緒はまたもや苦しい恋愛をすることとなる。
だけど、海と元マネージャーの恋愛も終わり、茉莉緒は海から必要とされる存在へとなっていく。

この辺りの胸キュンの感じが、ロマンチストの柴田氏らしいな、と。

物語には殺人事件も加わるんだけど、これがまた全然犯人が分からない。そして、海へ抑えられない恋心を持つ女性は茉莉緒だけではなかった。
茉莉緒が何度も遭遇する謎の女性の正体、冒頭での自殺、盛り沢山で最後には繋がっていく。

ミステリなんだけど、やっぱり柴田氏はロマンを忘れないんだよね。

茉莉緒と海の結末は、なんとも切なくて、殺人事件の犯人とかそんなのどうでもよくて、この二人、どうなっちゃうのかな〜って、そっちがメインで気になった。

posted by じゃじゃまま at 22:59| 神奈川 | Comment(0) | TrackBack(0) | 柴田よしき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月24日

暗黒女子 秋吉理香子著。

《★★☆》

聖母女子高等学院で、一番美しく一番カリスマ性のある女生徒が死んだ。
今晩学校に集められたのは、彼女を殺したと噂される、同じ文学サークルの「容疑者」たち。
彼女たちは一人ずつ、自分が推理した彼女の死の真相を発表することに。
会は「告発」の場となり、うら若き容疑者たちの「信じられない姿」が明かされていき――。
全ての予想を裏切る黒い結末まで、一気読み必至!   (内容紹介より)

まるで「花より男子」のF4かと思った。それくらい影響力のある女生徒、いつみ。こんな学校なんてあるのか?
庶民には分からないだけかな。

いつみが転落死して、サークル仲間がそれぞれ小説風に、いつみの死について知っていること、推理したことを語る。
一人が語る真実を、次の一人が覆す。
いつみがついた嘘、いつみの悪意、一体誰の語るいつみが本物で、誰が本当のことを言っているのか。

この手法は散々湊かなえ氏で読んでいるので、きっと犯人は最後に出てくるんだろうな、とは思っていたけど。
一番の友が裏切るっていうのはよくあることなんだけど、理由がイマイチ現実的じゃないっていうか、あ、そう来る?って。
女子のドロドロは面白かったけどね。

posted by じゃじゃまま at 21:24| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月17日

向かい風で飛べ! 乾ルカ著。

《★★★》

完全アウェーの転校生、さつき。スキージャンプの天才美少女、理子との出会いが、孤独で憂鬱な日々を塗り変えていく―わくわく、ハラハラ、うるうる。全部が詰まった青春小説。 (「BOOK」データベースより)

父親が実家の農業を継ぐために札幌から越してきたさつき。
完全に人間関係の出来上がった子供の世界で、ポツンとしていたさつきだが、ある日、クラスでも一目置かれている理子にジャンプに誘われたことから、さつきの人生は一変する。

それはさつきだけでなく、理子も、さつきの両親をも変えていく人生の転機だった。

小さい頃から天才と言われ続けた理子。本人もそれを自覚して、常に先頭を走り続けた。
転校生のさつきは、他の子と違って自分を色眼鏡で見ない、遠巻きにしない、だから友達になれそうな気がしてジャンプに誘ってみた。
小さい頃から天才ジャンパーと呼ばれ続けた理子が、初めて自分を脅かす存在に出会った。それは自分がこの世界に誘ったさつきだった。

さつきは楽しみながら、楽々と理子に追いついてきた。理子も天才だけど、さつきも天才だったのだ。

小説は、少女から女性に成長する過程で、体型の変化に心が追い付かずスランプに陥りもがく理子と、これから才能を開花させようとするさつきがシーズンを向かるところで終わる。

恐らく理子は初めてのスランプを乗り越えただろう。
私の関心は、さつきがどこまで行くか。飛べば飛ぶほど記録を伸ばすさつき。飛ぶことが楽しくて仕方ない、そんなさつきのジャンプにジャンプは、どこまで理子に近づいたのか。

小説はそこまで教えてくれないけど、はっきりさせるよりも、この余韻をちょっと楽しみたいかな。

私はスキーもできないけど、そんなに飛ぶのって気持ちいいのかな。

posted by じゃじゃまま at 22:45| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 乾ルカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月14日

沈黙の町で 奥田英朗著。

《★★★★★》

学校で一人の少年が死んだ。2階から転落して・・・。事故なのか、自殺なのか。
死んだ少年の背中には無数の抓られた痕があり、いじめが明らかになる。そして、仲の良かった少年4人が逮捕・補導される。

被害者の名倉少年の家族の想い、加害者とされた少年たちの保護者の想い、加害者少年たちのそれぞれの目線、クラスメイトの目線、名倉少年がどんな生徒だったのかが明かされ、あっちに行ったりこっちに来たりしていた読者の思いも徐々に片方に寄っては、立ち止まったり・・・そんな問題作であった。

地方都市の、有名呉服店の一人息子が死んでしまったとなれば、タイトルの「沈黙の町で」は行く末が想像できてしまい、タイトルに含まれた意味を考えると、なんと恐ろしいことか、と暗い気持ちになってしまった。

そんな想像をしていたけど、読み終わると、もっともっとやるせない気持ちになった。

当初は、お金持ちの気弱な名倉少年がいじめられたというのは安易に想像できてしまい、読者もそのつもりで読んでしまう。だから坂井瑛介の母親がわが子を守ろうとすればするほど、その親ばかぶりに腹が立ったり。
これが、瑛介目線や健太目線になると、俄然景色が変わってくる。

教師や刑事たち、そして、本当にこんな奴いそうっていう堀田弁護士が端々で語る、中学生の現実や、加害者、被害者の立場を私たちは読まされて、その都度、はっとする。
特に、堀田弁護士が語るいじめの被害者、加害者の親の気持ちは、なるほどな〜と嫌な奴なんだけど、納得させられた。

子供を亡くした親にとっては、子供になにが起こったのか事実を知りたい、でもその事実が子供や自分たちにとって辛いものだと受け入れられない・・・それはそうだと思う。
名倉少年の母親は一番辛いだろう。たとえ自分の息子に友達とうまくいかない性質があったとしても、それでも受け入れがたいだろうし、でもそんな息子にしてしまった自分たちにも思い当たる。

加害者とされた少年の母親も、首謀者は他の誰かで我が子は流されただけ、と思いたい。
ましてや調べが進むと、一番疑われていた瑛介の男気が判明して、母親の百合にしてみれば名倉家に一言言いたいよね〜。
ここでも堀田弁護士が「時が過ぎるまで頭を低くして待って」って嫌な奴っぽいのに言うことはごもっともなことばかり。
検事や刑事たちも、少年たちが何か隠してることを察し、黙っているのは男気なんかじゃない、そのせいでみんなが迷惑するって言いつつも、なんというか、子供たちの世界の正義やルールを、すっかり大人の私も思い出した。

あの年頃の正義やルールって独特なものだったな、と。そう、まだ子供だから・・・。

よく出来上がった物語だと思う。
ニュースになるいじめも、いじめる側、いじめられる側、この二つにくっきりと分かれるものばかりでもなく、子供たちの事情もあるんだろうな、と思い馳せ、そしてそのことに傷つく。

一体誰が悪いのか。
いろんな連鎖なんだろう。名倉少年の家が裕福じゃなかったら、親が買い与えなければ、名倉少年ももう少し空気を読めれば・・・。
名倉少年の気持ちも少し分かる。みんなが自分のこと馬鹿にしていたら、平気な顔をしていることでプライドを保てていたのかもしれない。
でもどこかやっぱりずるい子だったんだろうな、すぐにちくったり。

いじめは100%悪いというけれど、私は99%だと思う。残りの1%で、なにが周りをそうさせるのか考えてもいいのではないかというのが私の持論だけれど、やっぱりそうだよな、とこの物語で改めて思った。

ラストは、結構愕然とした。ああ、そういうことか、と。
その後は明らかになっていないけれど、刑事や検察の目はくぐれないと思うよ。
それに、やっぱり誰も知らなくても、自分だけは知っているんだから、この先自分も欺きながら生きていくのかな。

中学で起きたいじめを、両面からよく書かれた小説だと思う。




posted by じゃじゃまま at 18:05| 神奈川 ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 奥田英朗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月06日

夢幻花 東野圭吾著。

《★★★★》

黄色いアサガオだけは追いかけるな―。この世に存在しないはずの花をめぐり、驚愕の真相が明らかになる長編ミステリ。

面白かった!!!文句なしに。
一気に読んでしまった。

冒頭の日本刀を持った男の事件が、あ、そっちで繋がるのか!ってちょっとインパクト薄かったけど、毎年恒例の蒲生家の朝顔市参りや、初恋の女の子との突然の別れ、秋山梨乃の従兄の自殺、祖父の殺害がすべて存在してはいけない黄色いアサガオに繋がるとは・・・。

梨乃の祖父が本当にいい人だっただけに、残念でならないよ。

読者は早い段階で、黄色いアサガオがキーなことに気付く。だけど、蒲生家の長男と次男の溝や、秘められた約束が邪魔でなかなか話が一つにまとまらないことにイラッと来るんだけど、それがますます謎を知りたいって欲求になって手が止まらない。

蒲生家の次男は、初恋の子と、梨乃、どっちが気になる存在になったのかな。

posted by じゃじゃまま at 17:21| 神奈川 ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

北天の馬たち 貫井徳郎著。

《★★》

毅志は、横浜の馬車道近くで、母親と共に喫茶店「ペガサス」を営んでいる。ある日、空室だった「ペガサス」の2階に、皆藤と山南というふたりの男が探偵事務所を開いた。スマートで快活な彼らに憧れを抱いた毅志は、探偵仕事を手伝わせてもらうことに。しかし、付き合いを重ねるうちに、毅志は皆藤と山南に対してある疑問を抱きはじめる…。  (「BOOK」データベースより)

そうそう、読んでる時に違和感ありありだったんだよね〜。
エピソード2の、ずっと独身の姪に出会いを、って依頼で、どうやら結婚詐欺師みたいなのに、皆藤や山南はまるで動かず、毅志に至っては自分で調べ始めて・・・そんなの依頼主の叔母に聞けばいいのに、って。
まあ、結局、すべてがある作戦だから依頼主の叔母なんてのもいないわけなんだけどさ。

ところどころ、それってもっと突っ込めそうなのに、って思うんだけど、全体的にすごく中途半端な感じがした。とても渋くて恰好いい皆藤と山南なんだけど、一番見せ場の悪党との対決シーンとかないし、毅志に至っては喫茶店のマスターなのに、よくもまあ探偵まがいのことを・・・って探偵助手志望だけど。

元はといえば、企業の社長の座をめぐっての骨肉の争いが発端なのに、そこは脇においといて、遺産を亡き親友の娘に残すための、邪魔な奴らを罠にはめて陥れる物語で、なんだろう?主役に置くべきポイントがいまいち?

いいんだよ、もちろん。長男に妬んだ次男が、腹違いの弟とそのまた種違いの兄弟と手を組んで、次男は社長の座を、腹違いの弟とその兄弟たちはお金を狙うって話は。
で、山南たちは、死んだ跡取り息子の長男の仇を取るために、そして残された一人娘を守るために次々に罠にかけるってのも。
でもそのわりに、どっちも中途半端な盛り上がりで、肝心のゴロツキをどうしたのかってところは抜けてるし、道端に大量の血痕が、ってだけじゃ、ゴロツキが死んだのか、刺し違えるつもりの山南が死んだのか分からないし。

貫井氏にしてはいまいちの出来だった。

posted by じゃじゃまま at 17:09| 神奈川 ☁| Comment(1) | TrackBack(1) | 貫井徳郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

疾風ロンド 東野圭吾著。

《★》

強力な生物兵器を雪山に埋めた。雪が解け、気温が上昇すれば散乱する仕組みだ。場所を知りたければ3億円を支払え―そう脅迫してきた犯人が事故死してしまった。上司から生物兵器の回収を命じられた研究員は、息子と共に、とあるスキー場に向かった。頼みの綱は目印のテディベア。だが予想外の出来事が、次々と彼等を襲う。ラスト1頁まで気が抜けない娯楽快作。  (「BOOK」データベースより)

読んでて、似たようなの読んだな〜と思ってしまった。書き下ろしなんだけど、「白銀ジャック」みたいだなと、進まなくなってしまって。先に読んだ息子は面白かった!!と絶賛していたんだけど、期限切れで、途中で挫折。

でもどうやら「白銀ジャック」とはまったく違うみたいで、惜しいことしたかな。

posted by じゃじゃまま at 16:51| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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